過去の自己否定を分析した結果、全て妄想でした。
過去の自分がどこかで覚えた借り物の言葉を駆使して、自分を否定することに必死だ。今すぐやめろ。斜視に構えることも、冷めたふりすることも、過剰な自意識がある事も、自己愛が強いことも、全て主観的な自己診断で、素人の妄想だ。
もっと踏み込めば、自分はこういう面倒な気質だからこれ以上変われないと思いこみたいだけとも言える。そりゃ普段付き合わない種類の人たちと交流する中で自分の社交性や対話能力について溜息をつきたくなることはあるだろう。だが、そもそもそういった気付きや刺激を得るためにわざわざ借金をしてまで自分から飛び込んだんだろう。だとしたら、上記のようなことが起こったのは大成功だ。それでいいんだ。
もう挑戦したくない、なぜなら恥ずかしいから。自分はそもそもああいう場にいていいような人間じゃない。浮いてる。向き不向きがある。黙れ。勝手に自分を定義するな。どんな場所であれ状況であれ存在するのに資格など要らない。どれだけ恥辱に塗れようとも、自己嫌悪に走ろうとも、自己閉塞に陥ろうとも、最期には自分を肯定しなければならない。自己否定していい、その後に自己否定を否定しよう。冷静に眺めればただの妄想だから。
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