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脚本の質を上げて!※日本映画!頼む!オラにパワーを分けてくれ!(byドラゴンボールのどこかの悟空のセリフ)

前回の「日本映画」(※ここで言う「日本映画」は、黒澤明監督、小津安二郎監督など「名作」とされる映画、「男はつらいよ」シリーズや「学校」シリーズなど、山田洋二監督など著名な監督が何十年にもわたり、国民的な俳優を起用して予算をかけて手がけたと思われる有名な「日本映画」は含みません…。まず、ミニシアター「のみ」でかかり、ヒットしたのちに時折全国に広がる、自主制作に近い日本映画をイメージしています)に関する記事のアクセスが劇的に増えている。https://note.com/nesugi/n/n9a1021f524d4

日本映画界ではパワハラを無くそうとする動きや、フランスや韓国の仕組みなどを参考に、映画の制作者に映画館のチケット代の売上などがしっかりと還元されるシステムを導入すべきだという議論が活発化しつつある。ただただ「つまらない」と連呼するばかりでは、製作者も浮かばれないであろう。実態をよく知らないのに批判だけされても困るであろう。批判だけでは意味がない!対案を出せ!(最近よく聞くフレーズ)

と言うことで、日本映画製作陣に対して以下のことを提言したい。何の影響力もない立場だが、提言したい。(←上から目線)

恐らくは、大手広告代理店、大手配給会社、そして様々な芸能事務所など、利害関係者が複数関わってくる「大人の事情」が優先されることにより、日本映画の脚本の質をチェックする仕組みが「ない」のだと思われる。また、CMなどの制作にかかわっていた方々が映画を作ることが多いゆえか、一瞬一瞬のシーンは美しいのだが、つながりがどうにもうまく行ってなかったり、本来場面の展開で伝えるべき物語を、セリフで全部説明してしまうような、学生演劇の延長のような映画が近年、とてもとても多いように思う。脚本がつまらないと、1800円も払った観客としては、地獄のように辛い2時間を過ごす羽目になる。1800円あれば、タカノフルーツパーラーで美味しいショートケーキが食べられるのだ(いくらだったか忘れたけど)。はなまるうどんの一番安いうどんが6杯食べられるのだ。うまい棒が100本以上買えるのだ。

せっかくの貴重な休日の時間を使って、つまらなすぎる映画を強制的に2時間見させられる側の苦しさはどれほどのものかを想像してほしい。イマジン、オールザピーポー!

1800円あれば、ミラノ風ドリアとドリンクバーと生ハムとグラスワインを頼んでもお釣りが来るのだ。庶民にとっての1800円の重みを甘く見ないでほしい。

つまらない映画を一度でも見たら、二度と日本映画なんか見てやるものか!と言う気持ちにさせられる。そのせいで、本当に面白い映画を作っている監督である、黒沢清監督、是枝裕和監督、西川美和監督、濱口竜介監督、深田晃司監督、橋口亮輔監督、河瀬直美監督、森達也監督、想田和弘監督(ねすぎ調べ、他にも面白い映画監督はいらっしゃると思いますので偏りについてはご容赦ください)などの監督たちがいるのに、「日本映画なぞ二度と見てやるものか!」と思って一生見ないままの人がいるに違いない。それは本当に勿体無い!

「日本映画はつまらない」と一度でも思ってしまったら、その後、一生、見なくなるかもしれない。映画製作者に対して、脚本の知識をしっかりと身につけさせ、制作の過程で脚本の質をチェックし展開が出鱈目ではない映画だけが公開されるような仕組みを作ってほしい。

今、韓国映画が、圧倒的に面白い。圧倒的に面白い映画界の脚本家たちが身につけている(であろう)脚本の知識を身につけた人だけが脚本を書けるような仕組みにしてほしい。

カンヌ映画祭を受賞した「うなぎ」やベルリン映画祭などで評価された北野武の映画などを成功例としてしまったことにより、暗くてエロい、犯罪者、ヤクザばかりが出てくるようになってしまった「日本映画」の基本フォーマットを根底から変えてほしい。「うなぎ」はカンヌ映画祭で賞をとったかもしれないが、万人受けは全くしない映画だったと思う。私は北野武の映画が好きだが、頑張ってHANA-BIを見たらしい叔母に聞いたら「あ、あ、あれはなんなんだ?たけしは何がしたいんだ?はあ?」と言っていた。好きな人は大好きだが、食べられない人がほとんどの日本を代表する珍味、「くさや」のような映画かもしれない(私はくさやが大好きであるが!)。

ここ数年で見た映画の中で、掛け値なしに、文句なしに、面白かった韓国映画「パラサイト」のように、始まった瞬間から、最後のエンドロールまで一切飽きないような日本映画が作られる、そんな仕組みにしてほしい。

そんなことは不可能か?私は夢想家か?Yes, I'm a dreamer.

世界中の映画関係者がその作品に影響を受けている、小津安二郎監督、黒澤明監督、溝口健二監督(どの監督の作品もあんまり見たことがないけど)。深作欣二監督、大島渚監督・・・全世界の映画関係者が熱烈に支持する人々を輩出しているのは日本!ジャパン・アズ・ナンバーワン!(逆ギレ的に日本を賛美!)

日本映画の巨匠が培ってきた、過去の遺産を食い潰すべきではないと思う。きっとまだまだ日本映画の可能性はある(よく知らんけど)!脚本の質さえ上げればきっと…Kitto…。ねぇぇ。。(by永井真理子)

韓国映画と日本映画がカンヌ映画祭とアカデミー賞をダブル受賞する日が来てほしい。大谷翔平がメジャーリーグであれだけ活躍しているのだから、BTSが圧倒的な人気を誇る今だから、そういうことは不可能ではないと思う。

Impossible is Nothing(by だいぶ前のadidas)!


 

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