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タイ、とりあえず甘いという事

先週の土曜までタイのバンコクに行ってきたのですが、喉乾いた時にとりあえず選ばず買うとコーヒーか甘いお茶しかない。飲み物は水以外はアルコールか甘いか100%フルーツジュースかだ。

水は安いがコンビニか飲食店でしか買えない。路上で命の危機に立ち向かうのはフルーツジュースか甘いジュースかアルコールなのは地獄の三択だ。Teaと書かれていても油断してはいけない、まず甘いほぼほぼ甘い。写真は緑茶ミルクティーだ。まあ甘い。

目の前には150円で美味しいカニチャーハンを食わせる店がある、水は120円で1リットルの物を氷付きでくれるが、食事を頼まないと水は買えない、そう飲食店だからだ。
水を飲みつつチャーハンを食い落ち着くと「塩分も足りなかったんだな」と。

もちろん普通のお茶を出してくれる所はあるが、本当のローカルか高級な店しか無い。現地の人に聞くと主な飲み物として年配は各種茶、中年は茶とコーヒー、若年層はコーヒーとジュースだそうで、それならお茶屋が無いのもうなづける。
マッサージ屋なら茶か水が出るぞと意味深に奥を指差す屋台の親父からスイカを買い「喉乾いたならこれでよかったんや」と私は再び歩き出した。

夜ホテルへの帰り道カニチャーハンの店でバイミン(ラーメン)を食うが、テーブルの上には砂糖、酢、魚醤、唐辛子の4点セットが鎮座しておる。
ラーメンすら甘みを求めるか!と出汁の国の男として一方的な義憤に身を燃やす直前ふと思い出す。

ルークよ…紅茶も砂糖をほんの少量入れる事で味が変わる事なくすっきりして美味しく飲みやすくなる…同じ汁物(暴論)試す価値はあるのでは?
心の師の教えに従い小さじ25%の砂糖を1杯のバイミンに入れて混ぜる、混ぜる、飲むと美味い!少しコクが増えスープの雑味が取れて本当に美味い!

甘みチカラは偉大だなと思いバイミンをすする横でこれでもか!と砂糖を投げ込む現地人の姿に文化の差を感じつつ私はペットボトルの水を飲み干した。

水はその日の何よりも甘露だった。

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