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「好き」

「好き」:自分が1番気付いていなくて、気付こうとしなければ見つけられないもの。

けれど知ってしまってからは気付かなければ良かったと思う場合が多いもの。

この思いは孤独で、扱えるはずはなく、溢れたり、波のように引いたりする。

いっそ壊してしまいたい、とさえ思う。だからこそ作る、音楽、絵、文章になんかして。見えないものを目に映らせて、やがて壊せるように。

好きという感情なんて平和で穏やかな訳がない。特に人間に対して向けられるものは。

それはどうしようもなく苦しいのに、困ったことに愛おしささえある。

ところで好きという感情の反対は嫌いではない。そもそも感情は2個だけで表していいはずがない。

強いて表すとしたらグラデーションのような、カラースケールのようなものに近いと思う。

数値化できない事なんて全部そうだ。矛盾だらけで曖昧。その領域が鬱陶しくて美しいのだから困る。

こんな不確かなものは明らかになってほしくない。
そう願わなくとも明らかにできないのだけど、なんとか表現したい。
自分の言葉だけじゃ乏しくて表しきれないことが悔しい。

だから最後は、私が大好きで、苦しくて、愛おしくて堪らない言葉で締めようと思う。

愛、この意味不明な単語に、一生振り回されていたい

20代で得た知見

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