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性別について思うこと

 今日、100円ショップに行った時に久しぶりに性別を間違えられた。
財布が壊れたので店員さんに聞いてみたところ、「男物のやつですよね」と言われた。財布はそこのコーナーにしか売っていないらしく、性別を変えたところで内容は変わらなさそうで面倒くさかったので、とりあえず頷いておいた。

 「隣の芝生は青く見える」ということもあり、男に生まれたところでデメリットが無いわけでは無いと思うが、ずっと生きてきて男に生まれれば良かったのにと何度も思ってしまった。

 私は幼少期に外出中にトイレに行くことが嫌(性別を間違えていないか奇異の目で見られるため)で我慢していたら、トイレが遠くなって(あまり尿意を感じない)しまった。今はきちんと行くようにしているが、今にして思えばすごく身体に悪かったと思う。他には今となっては黒歴史だが、身体が女のままなのに立ち小便出来ないか試したりしていた。当時は本当にバカだったと思う。

 今だに温泉やプール、トイレ、ライブでの女性限定エリアに入る時はなんとなく肩身が狭く、自分がここにいてもいいのだろうかと思ってしまう。

 ならば、ボーイッシュな格好をやめればいいのでは無いかと思うが、一番その服装が自分が着ていて落ち着く服装なので、それをやめたらやめたで落ち着かないし、つらい。女として生まれたのにメイクやオシャレに全く興味を持てないのもつらい。

 今だに小学生中学年ぐらいの時に聞かれた「こずって(実際には苗字)男なの? 女なの?」と男子に聞かれたのを思い出してしまう。(からかっているのではなく、単純に疑問に思って聞いたとのことだったのでその男子に対して私が怒ることはなかった。)

 自分は女の子が出るアニメや漫画、ドラマや映画が好きでメインキャストに女の子がいないだけで見る気が起きなかったりする。(ある意味、性別差別だ。)
 私は女の子が好きだからといって幸いにも周囲に変な目で見られることはないけれども、女の子が好きな女の子というのは少数派で、だったら男の子に生まれて普通に女の子のことを愛したかったと思う。

 この性別のことについて書くと思い出すのが、NHK夜ドラマの『作りたい女と食べたい女』だ。定食屋でからあげ定食を頼んだ春日さん(西野恵未)に対して、店員さんがご飯を勝手に少なめに盛る。そのことに対して大盛りが食べたかったのにと春日さんは思う。そういう偏見で見るのはやめてほしいと思いつつ、実際偏見を持たずに人と接するのは難しいと思う。

 女性は毎月生理があるのもつらい。女性ホルモンのバランスを整えるのと出産のために、生理はあるらしいのだが、毎月お腹が痛くなったり、腰が痛くなったり、精神的に不安定になったりする。自分は生理痛は酷くない方だと思っているが、アホなので最近腹痛なのか生理痛なのかよくわからなくなっている。

 今までのことをまとめると……
 ・自分が女の子で恋愛やフィクション、アイドルや女優として好きになるのも女の子(恋愛対象が女)だから
 ・性別を間違えられることをもうこりごりだと感じている
 ・生理痛(?)がつらい
ということになるが、だからといって性転換手術をしてまで男になりたいかと言われると、答えはNOになる。ので、厄介だと感じている。

 どうにかして女の子のまま女の子のことを好きでいたい。

 男の子に全く興味が無いというわけでなく、この人いいなと感じる人もいるが、好きすぎてつらい……というような状況に陥ったことが今まで本当に無い。ずっと言っているは俳優の林遣都さん、BLEACHの黒崎一護・日番谷冬獅郎君ぐらい……。

 女性に生まれて良かったこと、レディースデーが使える(AKB48の劇場公演に女性限定席で入れた)、男性メインのイベント(ライブの終演後)などでトイレが混まないぐらいかな……。

 どうしようもない愚痴を読んでいただき、ありがとうございました。

 男に生まれても女に生まれても結局大変なことはあって、それをどう乗り越えていけるかということが大事なのかなとそれっぽい言葉で締めくくりたいと思います。

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