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リバウンド数十回・メンタルヘルス・橋本病のわたしがヨガと医療ダイエットで体づくりをした話。【第5回】

体力がなく、中年になってから橋本病を発症し、どんどん痩せづらくなった50歳のわたしの医療ダイエット日記。


橋本病という「痩せない病」。

わたしの人生の体重遍歴は大きく48kgから86kgだろうと思われる。嫌気がさして体重計に乗っていない時期もあるにはあるので、もっと太っていた時期もあるかもしれない。
もともと運動習慣はほぼ、なかった。食事を控えること(まれにジョギング)一点張りでダイエット&リバウンドを繰り返していた。そうこうするうちに40代後半で橋本病の発症である。母からの遺伝であった。

橋本病の詳しい説明は専門のサイトに任せるとして、症状とはどういうものか。無気力、疲れやすさ、全身のむくみ、寒がり、体重増加、便秘など。
鬱や認知症と似通ったこの症状はまた、中年女性の特性として「まあ、歳をとるとこうなるよね」といった見逃されかたをすることも多く、自覚して病院にかかったとしても血液検査の数値が満たず、症状があるのに病名がつかないこともあるそうだ。このあたりはドクターにも四角四面の対応ではなく、患者に対する柔軟なオーダーメイド医療をお願いしたいところである。

すでに鬱を発症して長く、上記のような症状であることからただ怠いというだけでは発症しているという確証がなかったわたしだったが、前述のリーマスの処方による頻繁な血液検査の必要から数値として出てきた。件の女医のただ一つの功績である。
(あとは遺伝でいつか出るだろうと気にかけていたこともある)

甲状腺疾患の男女比は1対20から30と圧倒的に女性に多い。また成人女性の10人に一人は発症している(正確なデータは専門のサイトに任せる)。なにをやっても痩せないと思っている女性は甲状腺疾患を疑ってみる方が良いのではないか。

幸い近隣に表参道の伊藤病院(甲状腺疾患専門で日本で一番有名な病院)でも診察を行なっている甲状腺専門医がおり、そこで診てもらうことになった。しかしわたしは当時、漢方薬とアーユルヴェーダサプリ以外の薬を拒絶していた偏屈な不眠症患者だった。しばらく飲んでいると嘘をついて飲まないでいるのが血液検査でバレ、説得されて飲むことになった(不眠は人を頑固にする。。。)橋本病やバセドウ病は、チラージンという安価な薬で治療が事足りる、コスパが良い疾患でもある、毎日のようにヨガをやっていたのでその他の数値もまあまあ良く、褒められるのも嬉しかったが、まだ不眠には悩んでいた。怠くて眠いのに眠れないのである。

わたしにとっての橋本病は、鬱と同様にただ「怠い」「眠い」といったようなもので、太ってさえいなければその程度の認識で留まっていた。ただ、股関節や膝を壊したことから太り始め、痩せなければならなくなったことから大きく立ちはだかる。
具体的には食事を減らし、運動量を増やすとテキメンに風邪を引く。それもかなり酷い風邪で熱がでるもので、治るまでに一週間弱を要する。それは免疫力の低下によるもので、何度も繰り返すうちにダイエットを諦め始めた。

状況が変わったのは、GLP-1を処方してもらうためにDMMオンラインクリニックにかかっていた時のことで、オンラインでドクターに「風邪をひきやすい」と相談したところ、免疫力を上げるいい漢方があるから出しましょうか?という話になり、それはもしかして補中益気湯ですか?ときいたところ、お、すごいね。という話になり(漢方知識が生きた瞬間)、それでしたらかかりつけ医にもらうことができます。ということでオンライン診療を終了し、メンタルクリニックで処方してもらうことになってからで、それ以降、信じられないことに風邪をひかなくなったということからです。もちろん汗を冷やさない、うがいと鼻うがいをきちんとする。外から帰宅したら服は着替える。などの基礎的なことはきちんとやっていてこそです。

鼻うがいといえば、スリランカのアーユルヴェーダホテルで面白い話があるのでそれはまたお話しします。

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