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2021年の教育について思うこと

時代を読む

「時代を読む」ということは、教育的な視点を持つ上でとても重要です。

「時代を読む」と言っても、世界情勢がどうなるのかというような難しいことではなくて、「自分の子どもにとってどうか」という、ごく狭い主観で構わないのです。

ですが、こんな「ごく狭い主観」ですら、ほとんどの親は持っていないのが現実です。

「時代を読む」とは、なんとなく概念や雰囲気で感じ取っていることを、具体的に落とし込み、未来を想像して何かを選ぶ作業だと思います。

その読みが合っているかどうかは関係ないのです。ただ、「考えてみる」ということがとても大切です。

考えておくと、それが見当違いだったときに「違った」と分かります。でも、何も考えていなければ、常に人の意見を聞いて、ぶんぶんと振り回されるだけです。判断材料がないし、親としての判断力に成長がありません。常に時代を読んで軌道修正をしていくうちに、子どもが中高生になるころには確固たるポリシーができあがります。

2018年、2019年、2020年

2020年はコロナという大打撃が世界中を襲いました。

人は変化が嫌いなので、多くの人は、Beforeコロナの状態に戻ることを求めていると思います。

ですが、世の中の価値観は絶対にガラリと変わります。

ガラリと変わった世の中で、旧態然とした教育で育った子どもと、時代を読んで理にかなった教育で育った子ども、社会が求めるのはどちらでしょうか。

「変わりたくない、大変だ」と思うか、「これはチャンスだ」と考えて先に進むか、大人の対応次第で子どもの未来は大きく変わると思います。

わたしは、これまでも年が変わるタイミングで時代のことを考えてきました。

↓こちらが2018年の大晦日に考えたこと。

「シェア」という文化について、「夢を追いかける」ことについて、「考えて仕事をする」ということについて書きました。

↓こちらは2020年の元旦に書いた記事です。

子どもを取り巻く環境、なんと伝えるかなどが、子どもをどう伸ばすかに大きく影響します。

2020年、コロナ禍が始まった頃に、教育について考えた記事がこちらです。

あれからいろんな事実が分かってきました。状況も変わりました。だから、もう合わないこともあるかもしれませんが、今読み返してみても、4月、5月の時点でこの動きをしておけば、今ごろ、かなり進んだ考えに発展できているのではないかと思います。

2021年

さて、2021年です。

わたしの子どもたちがまだ小さかったら、わたしならばこんな風に時代を読んだと思います。

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