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人生を変えた一冊

サムネの画像が毎回絶妙。
いつも何も考えずにサムネ設定してしまうけれど、
そのうち改善すると思う(多分)

1.人生を変えた一冊は、この本

今回は、お題に沿った1冊を紹介します。
スタイン R. L. Stine 『Goosebumps 人形は生きている』 豊岡まみ訳(ソニーマガジンズ、1995年)
もう、これしかない。


2.人生を変えた一冊に出会う前は?

それまでは、きっと大好きな図鑑を何度も読み返すか、
これらを中心に読んでいた気がする。

ローベル、アーノルド『ふたりはともだち』 三木卓訳(文化出版局 、1997年)
ボンド、マイケル『くまのパディントン』 松岡享子訳(福音館書店、1967年)

最初から最後まで、何度も繰り返し。
あとはミイラの漫画?ミイラが主人公の…本も繰り返し読んでた。
それから、タンタン。

エルジェ 『タンタンの冒険 』月世界探険 川口恵子訳(福音館書店 、1991年)

3.人生を変えた一冊に出会った背景

いつだって暑かったから、夏休みだったのかさえ覚えていないが、
行き慣れた図書館で出会えた本。
その日、きょうだいが「これ絶対好きだろ!?」と持って来てくれたのだ。
サムネの本なのだが、不気味なので写真は載せません。
そう、今までかわいい感じの本を何度も読んでいた自分が急にホラーな
世界にハマったのだ。
R.L .スタイン、彼のグースバンプスシリーズが全部で何巻あるのか知らない。
100超えてる?
当時の小学生〜ギリギリ中学生くらいをターゲットにしていると思う。
グロテスクな表現は一切ないし、挿絵もない。

4.なぜ人生を変えた一冊になったのか?

グースバンプスという膨大なシリーズ。
このシリーズの中の1冊が『人形は生きている』という本。
ハマった理由は、とにかくモヤっとするところ。
モヤっとする気持ちが解消されて欲しくて、読み進めるのだ。

5.人生を変えた一冊、その内容

メインキャラクターは、グースバンプスシリーズ恒例(?)きょうだい。

ある日、きょうだいの1人が腹話術の人形を入手する。
楽しんでいるきょうだいを羨んで、
何だよ!?自分も人形欲しいよ!!ってな時に、
主人公も人形を親に買ってもらえることになる。
最初は楽しく遊んでいるけど、ある日人形の…どこだっけな?
メモ用紙を主人公が見つけて、その言葉を読む。
そこから変な現象が始まっていくのだ。

あの人形、変だよ。
主人公がそう言っても誰も信じてくれない。
ここで、当時の自分は読んでいてモヤっとするのだ。
読者には、メタ知識が与えられているから。
勝手に人形が話したり、動くことによる恐怖よりも、
イタズラ行為は親に怒られてしまう。
人形がやったんだよ!!
もちろん、信じてもらえない。
んーモヤっとする。
最初きょうだいは、自分を羨んでいるだけだと思うわけだが、
だんだん信じるようになる。
そして最後はきょうだいがタッグを組んで、問題の人形と戦う。

解決したな!!と爽快な気持ちで部屋に戻ると、
きょうだいが最初に与えられていた人形が主人公の腕をつかみ
「もう1人はどうした?」ときくところで話が終わる。

6.読み終えてから

初めはホラーだし怖い!!と思ったと思う、多少は。
『人形は生きている』を読んでから、最後のどんでん返しが楽しくて、
図書館行く度にグースバンプスシリーズを借りた。
図書館の人から「もう、このシリーズはないんです。」と言われてしまってからは、他の図書館から取り寄せてもらったり。
とにかく図書館にある本を繰り返し借りて読んだ。
今まで絵本や挿絵のある本ばかりを繰り返し読んでいた自分が、
活字の世界に足を踏み入れたのだ。

7.人生を変えた一冊の魅力とは

きょうだいの日常。
何気ない変化により、生活が少しずつ不穏な感じになる。
解決させるために、あれこれ奮闘する。
解決!!!!と1番スッキリした時に、あっさりぶちのめされる。
そんな感じの本だ。
最後、必ず驚かされる。
そんな!!騙されてたよ!!
そっちかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
何度読んでも楽しかったし、今もきっと楽しい。
何度も繰り返し読んでいたので、幼い頃から自然と本を読むスピードが
速くなっていた。

8.人生を変えた一冊、だがしかし。

この本、今も滅多に本屋で見ない。
日本では、人気が出なかったのだ。
挿絵も一切なく「2ブロック先にある〜」など、
想像し難い文章なども不人気の理由とか。
そんな!!!!
手元に置きたいと願い、小さい頃大きな本屋に連れて行ってもらうも、
書店にあったのはまさかの2冊(2種類)。
そんな!!!!アゲイン
親からは両方買う?って言ってもらえたけど、正直どちらも好きじゃない。
そんな!!!!3度目

9.人生を変えた一冊、その後

本屋でも図書館でも全然入手出来ない…
だけど、英語版ならあるよ。
そうか、日本語版がないなら英語で読めば良いじゃない。
ってことで、最初は辞書引いたり(したっけな?)時間かかりながら
英語で読んだ。
自然に英語を勉強してた。
好きなことのためには、言語の壁などないのだよ。

10.まとめ

初めてのホラー。
初めて挿入絵のない本。
とにかくワクワクした。
本を読むスピードが格段に上がり、新しい言語もなんのその。
とにかく読みたいんだよ!!
なんとなく本を読むのではなく、読みたいんだって。
そう変えられた本です。
久しぶりに、また読みたくなってきたな。
ちなみに、R. L. Stineは大人向けのガチホラー小説も書いてます。
こちらは、しっかり怖い。
描写もリアルで、数冊で断念。
『迷信』(ソニーマガジンズ、1996年)は、途中で諦めました。
『恐怖のヒッチハイカー』(集英社、1997年)は、
楽しんで最後まで読めた。
今さら知るけど『恐怖のヒッチハイカー』の方は、ヤングホラーだったんか。

人生、変えさせられました。

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