『メメンとモリ』
やふぅー٩( 'ω' )و
今回は、ヨシタケシンスケさんの絵本を紹介します。
ヨシタケシンスケ著 『メメンとモリ』 (KADOKAWA 、2023)
ざっくり内容
3部構成です。
メメンとモリとちいさいおさら
メメンとモリときたないゆきだるま
メメンとモリとつまんないえいが
メメンとモリとちいさいおさら
メメンの弟、モリがお皿を割るところから始まる。
メメンは弟を責めない。
それが1つしかなくても、いつかは壊れたり、なくなるものだから。
長く続くか、すぐに終わるか分からない人生の中で、
色んなことを経験する。
それで良いんじゃない?簡単ではないけどさ。
メメンとモリときたないゆきだるま
メメンとモリが作った雪だるま。
この雪だるまの視点で進む物語。
雪だるまには意識がある。
雪だるまが、きたなかったから…
今度もし雪だるまが人間だったなら、と雪だるまは考える。
メメンとモリとつまんないえいが
つまんない映画を観たメメンとモリ。
これから、つまらないことが多かったらどうしようという不安。
でも、楽しかったり幸せである必要はない。
じゃ、何のために生きているのか?
まとめ
全体を通して、哲学的だなって思いました。
何のために生きているのか?
ヨシタケさんはこれについて、この絵本の短い中で書いているのが
単純にすごい。
明瞭簡潔というのが良いのだろうか?
雪だるまの話は、面白いなって思いました。
雪だるまの主観で物語が進むから。
物質に主観的要素を持たせて、物語が進む。
こんな面白い発想を持つ人に滅多に会わないだろう。
超持論を展開してみる。
私が今のところ考えている生きる理由。
それは、死ぬため。
死ぬために生きる。
生きるために死ぬ。
死ぬというのは、天命を全うするというか。
自分が与えられた役目を終える時に、終わりが与えられるのだと思う。
長生き願望を否定してません!!
長生きしている方も否定しません!!
例えば、仕事がずーっと続いたら嫌じゃないですか。
定時があるから良い。
定時という終わりがあるから、仕事をする(残業は…うん)
これと同様に、終わるために生きるのではないかと思うのだ。
そして、生きるために死ぬ。
これは、資源などの問題もある。
地球という惑星も…って話が大きくなり過ぎる。
いつまでも人が元気に生きて、長寿命ばかりであれば
地球の資源は枯渇するだろう。
何百年、それ以上の長寿命であれば、技術の進歩で他の惑星にも
資源を見つけるかもしれない。
でも、資源があるなら他の惑星にも、同じように生物がいる可能性がある。
「生きるため」。
それは、次の人に譲ることなのだろうか。
そして、それが願わくば自分の生きている時よりも
生きやすいと思う人が増えるように。
こんなことを考えていると、この絵本に出てくる「意識」や
生きている間の様々な経験の全てに意味があるように思う。
しかし一方、どうでも良いことはどうでも良い。
つまらないことはつまらない。
楽しいことは続いて欲しいと願ってしまうし、終わらないで欲しいと思う。
でも終わりがあるから、楽しいと感じられるのだと私は思う。
超絶ざっくりまとめると、こんな感想を抱きました。
この絵本は何度読んでも面白そう!!
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