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映画ドラえもん のび太の地球交響楽の2回目を観たので感想を書く

やふぅー٩( 'ω' )و
今回は、「ドラえもん のび太の地球交響楽」の感想を書きます。

2回目を鑑賞したので、感想を書こうと思います。
1度目は、初めて映画館でドラえもんを観たので「すごい!!」しか、
思い浮かばず。

最近、地上波でも上映された理想郷と比較すると、分かりやすいストーリーが今作。
喜怒哀楽や、音楽を楽しむことで敵対するノイズと戦うところなど。

#ネタバレあり
で、感想を書きます。





ざっくりあらすじ

リコーダーの練習をするのび太。
やはり上手くいかず。
「あらかじめ日記」(ドラえもんの道具)で、音楽の授業がなくなったと書く。
しかし、彼が書いていたのは「音楽」だった。
音楽のない日が、地球に存在してしまう。

音楽のない世界に、ノイズという物質が現れて厄災をもたらす。

かつて、ノイズによってムシーカという星が滅んでしまった。
その生き残りの1人、ミッカと出会い、ドラえもんたちと協力して、地球を救う。


感想

映画館で初めて観る「ドラえもん」作品。
音楽がテーマなんて、嬉し過ぎる!!
映画館だからこそ、各楽器の音が身体の芯まで震わせる。
音楽や音楽史好きは、特に絶対に見に行くべき映画だと思う。

まずオープニングで、感動した。
映画によれば、4万年前の白鳥の骨で作った笛が最初の楽器の1つだと言われているという。
オープニングシーンでは、白鳥が時系列を辿るように真っ直ぐ飛びならがら、
人が音楽に関わってきた歴史が、絵画や壁画として紹介される。

紀元前の人も、音楽を楽しんだのかもしれない。
それは時に、儀式のために必要だったものかもしれない。
当時の権力者に、捧げるものの1つだったのかもしれない。
人の想いが音楽とともに、紡がれている。
数秒のシーンだけれど、もう胸熱。
音も音楽も最高だし。

Netflixやアマプラなどで鑑賞可能なドラえもん映画は、それなりに観た。
今作は、冒険をすることが特にない。
冒険をする際には、あえてドラえもんの道具が使えない状況が多い。
この映画は、冒険ものでないからなのか、道具が普通に活躍している。


最後のシーンでは、地球を救う!!という感じが描かれている。
どうしても、私はベジータの「カカロット、お前今までいったい何回地球を救った?地球人にも責任を取らせるんだ」という言葉がチラつく。
いや、待つんだ。
そもそも、元凶はのび太が「あらかじめ日記」で「音楽の授業」を「音楽と書き損じたからじゃないか。
まあ不要なことが度々、脳裏を過ぎる映画でもあった。

だがしかし、しかし。
音楽史が好きならば、と書いたのはムシーカの住人やロボット。

音楽室に飾ってあるベートーベンが笑う。
この怖い話が現代も通じるの!?
現代の子どもは「学校の怪談」という言葉も知らんと聞いたりもしたけど、なんだか嬉しくなった。
学校の怪談でなくとも、あの時代の怖い話が生き残ってる!!
(二宮金次郎は時代の都合で、そのうち消えてしまいそうだが)

ミッカに招待されたとはいえ、夜22時を過ぎてから音楽室に集合。
学校のセキュリティ()
いや、単純に怖いじゃん?夜の学校。
しかも、ピアノに置かれた譜面の「これを弾いてください」が、
”エリーゼのために”。
誰でも知っている曲、有名作家。
かつ怖い話としても分かりやすいネタなので、こういう細かい設定が心に刺さる。

音楽室の壁にかけられた著名作家の写真が、映るシーンがあるので、
ミッカのいる世界に行った所で分かりやすい。
個人的には、なぜバッチ(バッハ)は宇宙と交信するロボットなのかと思ってしまった。

ロボットは、著名な音楽作家がモデルとなっている。
その中でも、特にツボったのはタキレン。
泣き過ぎでしょう。
しかも、墓守。
何においても、先に「墓守」と紹介されている。
瀧廉太郎は確かに暗い印象が私には残っているけれど、実際そんなに暗かったの?
ネタにされていると、一周回って笑える、明るくなる不思議さ。

ジャイアンたちが、ノイズと戦う時に使われていた曲。
第九や、小フーガ ト短調( BWV578)。
他にも有名曲が使われていたけれど、忘れてしまった。

地球には音楽が溢れている。
食事を用意する時、キッチンから聞こえる生活音。
家の中での生活音。
外に出れば、信号機の音や足音など。

人の世界に音のないところはない。
ジョン・ケージの”4分33秒”という曲を思い出した。
いつだって人は音に囲まれている。
のび太が無音の宇宙を彷徨うシーンで、音のない世界観に圧巻された。
映画館で音のないシーンが数秒続くのは、結構な迫力がある。
それまで、色彩豊かで音に溢れていたのに、急に真っ暗で無音の宇宙に放り出される。

時空間チェンジャーって、調節が難しいって言ってなかった?って思いつつ、色んなことが重なって最後には上手くいく。
ツッコミどころ満載だけど、生態系や何かが生じる時は「まじ?」って思うようなことの連続で今があるのだろう。


色彩豊かで、音楽にあふれた世界。
最後の曲は、まさに地球交響楽(シンフォニー)。

エンディングの歌が、1度聞いただけですぐに覚えられるような、
キャッチーで楽しいメロディなのも好き。
(エンディングの曲に字幕が欲しい)
終始、跳ねるようなメロディが、とにかく楽しい。


3回目は、友達と行く予定なので、やっぱり楽しみ。
見れば見るほど、新しい発見があるのはとても嬉しい。





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