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『四つの署名』

やふぅー٩( 'ω' )و
今回は、シャーロック・ホームズの『四つの署名』について記事を書く。

コナン・ドイル著 『四つの署名』改版 延原謙訳 (新潮社、 1953)


やーーーー、面白いね!!シャローック・ホームズシリーズ。
本当に、呼吸するように読んでしまう。

吸う〜
吐あ〜
はい、次〜

さすがに、こんなに早くないけどさ。
このくらいの勢いってことで。


ざっくり内容

事件が起きないので、退屈するホームズの所に舞い降りた事件。
依頼人の女性、モーンスタン嬢が現れる。
10年前に失踪した父、それからしばらくして、送り主は分からないけれど毎年送られてくる真珠。

警察でない友人2人までなら、連れて来て良いので、指定された場所と、その日時に来るようにと書かれた手紙。

ホームズとワトスンは、モーンスタン嬢と共に依頼主が手紙で指定された場へと赴く。

真珠を送っていた者は、財宝があると言う。
その財宝の分前は、モーンスタン嬢に渡すと。
その夜、思わぬ事件が起きたので、シャーロックはワトスンと共に解決へと導く。


感想

個人的には、第十章のシャーロックとワトスンが、犯人を船で追いかけるところが面白かった。
もうすぐ事件が解決されようとしているのに、犯人が逃げるシーンはリアルな描写で、妙な高揚感があったからだ。

それにしても、ワトスン。
すでに何回か本で見たカタカナだが、違和感。
ワトソンで見慣れているせいだろうか。
実際は、ワトソンでもワトスンでもないので、思わず声に出してみた。
んんんんん、ワトスンかー。まあ良いや。

これに続いて、シャーロックの調査での会話。
訛り?と言うのか分からないが、例えば下記のような言葉がある。

「心配(しんぺえ)ねえだよ旦那、そいつはアシナシトカゲだ。どうもしやしねえ。牙がねえだからね。だからこいつを部屋のなかさ放しておくだ。 ……

コナン・ドイル著『四つの署名』改版 延原謙訳(新潮社、1953)、88頁。

落語で使われるような言葉だ。
これは原書だったら、どんな風に書かれているのだろう。
そして、どんな発音の違いがあるのか。
地理がまったく分からないので、3冊目からはたまにシャーロックの偵察先を地図で見てみる。
それでも100年以上前の言葉だから、現代とは異なる?のか?
ロンドンを拠点に、偵察先巡りの旅は面白そうだと思ったのだが、
「は!!ここで事件が起きたわけだ!!推測は当たったよ!!」とか言ってるのはどうなんだろう。
架空の話なら許されるかな。


ワトスン繋がりでもう1つ。
本書では、ワトスンが結婚!!
え?!!?と思いつつ、これ100年以上前の本だ。

唐突にワトスン!!一体いつからそんな風に考えていたんだ?!
ミステリ内に、急に新たなミステリを生じさせるとは。
展開が早過ぎる上に、心理描写も特別にないので事件より「え!!」ってなった。
しかも、この後ワトスン2回結婚するそうじゃないか。
しっかり自分で見つけたい。

1作目では肩を負傷していたけれど、やはり2作目以降ではアキレス腱を痛めている。
他にも、妙な違和感や矛盾点があったので、少しネットで調べてみた。
そしたら、シャーロックが偵察に出て、ロンドンにいないはずなのにロンドンにいる体で話が進んでいることもあるとか。
当時は編集者や、確認(誤字脱字など含)って本人しか行わなかったんかな?
でも、これって5,000ピースなどのパズルの箱から、1つのピースを探し漁っている時のような楽しさ。
矛盾点なども自分で見つけたい!!
なんせ、第1作目を読み始めたのはシャーロックの誕生日だからね。
後々知った偶然だが。


2作目の『四つの署名』も面白かったー!!
最高だよ!!

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