マガジンのカバー画像

本レビュー

149
読んできた本、おすすめ本はこちら。 漫画も含むことにする(細分化し過ぎると、雑多になる)
運営しているクリエイター

#辻村深月

『この夏の星を見る』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、本の紹介記事を書きます。 ざっくり内容 コロナ禍真っ盛りの頃。 その年に入学、来年卒業を控える中高生の制限された日常が描かれる。 生徒たちの住む場所は五島、渋谷など、住む所はそれぞれ違う。 部活動や学校行事が様々中止される中、ある学校の天文部が過去、望遠鏡を生徒たちが作成し、スターキャッチを行ったことを知る。 各地に住む在校生は、集まることが難しい中、オンラインで有志者を募り、スターキャッチを行うことを目標にする。 また同時に、それぞれ

『凍りのくじら』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、積読の1冊を紹介します。 辻村深月 『凍りのくじら』 (講談社 、2008) 辻村先生の本は、軽い気持ちで入ったらすごい所だった。 毎回、そういう気持ちになる。 例えば、こんな感じだ。 少しお腹が空いたからカフェに行ったら、皿に乗りきらないほど、 大きなナンがセットのカレー2人前を出されていた、というような。 本のシーンによって、今はもう読みたくないともなるし、消化不良を起こすこともある。 そうなるくらい、毎回満足作品に出会うのだ。

『傲慢と善良』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は本棚の1冊を紹介します。 辻村深月著 『傲慢と善良』 (朝日新聞出版 、2022) 既視感溢れるタイトルで、気になってはいても購入をためらい。 やっと買ったら積読となっていた本。 既視感については、ネットで調べれば出てきます。 例えば、これら。 実際、小説内でバッチリ引用されています。 超絶ざっくりあらすじ 婚活をする2人の男女。 結婚を間近に控えたある時、彼女が失踪。 以前からストーカー被害を訴えていたこともあり、 彼氏の視点で

『ぼくのメジャースプーン』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、どこかで「哲学」だと紹介されいた本について書く。 辻村深月著 『ぼくのメジャースプーン』 (2023、講談社) 哲学と言われる理由は、これかー!!!! 心理学的要素もあるし、感情(喜怒哀楽)も大忙し。 またもや、とんでもない本を読んでしまった…!! もちろん、良い意味で。 辻村先生、トークショーとかやってくれないでしょうか。 オンラインでもなんでも。 その頭の中の世界を、私はもっと知りたいです。 お聞きしたいです。 このタイトル、物

『ネオカル日和』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回も積読を紹介していきます!! 辻村深月著 『ネオカル日和』(講談社 、2015) 前置き ネオカルってどういう意味?って調べたらアイドルが出てきた。 多分、これだろうという意味に沿って読んでから、本書の最後にある 「文庫版あとがき」(P.278)に「ネオ(新)」だと説明が。 表紙みたいに、タイトル文字がバラバラになってると気付かなかっんだが、 記事を書くにあたりタイトルを打ち込んで「ネオ」ってカタカナが並ぶとゲシュタルト崩壊に似た現象