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本レビュー

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読んできた本、おすすめ本はこちら。 漫画も含むことにする(細分化し過ぎると、雑多になる)
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#おすすめ本

『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本の感想を書きます。 針貝有佳著 『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』 (PHP研究所 、2023) Aでは成功するが、Bでは上手くいかない。 なぜ? 誰もが疑問を抱くことを、深く追求することが個人的にとても好き。 とはいえ、ここは日本だ。 本書でも、「日本とはデンマークは違う」ということが最初に書かれている。 しかし、デンマークは別の惑星なわけではない。 同じ人間なのだから、どこかで日本の社会で生きやすいヒン

『たゆたえども沈まず』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本の感想を書きます。 原田マハ著 『たゆたえども沈まず』 (幻冬舎 、2017) ざっくり内容本書は、4人がメインで話が進む。 日本人2人、林忠正(画商)とその弟子、加納重吉(架空の人物)。 オランダ出身のフィンセント・ファン・ゴッホとその弟、 テオドルス・ファン・ゴッホ。 フランスに憧れる重吉は、林忠正の後を追いかけるようにフランスに行く。 そこで、林と同じく画商として働いていたテオドルス(テオ)と会い、 4人の物語は進んでい

『コンビニ人間』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本の感想を書きます。 村田沙耶香著 『コンビニ人間』 (文藝春秋 、2018) 読みたいと思っていたまま、時間が過ぎた本。 ざっくりあらすじストーリーと書くほどの、話の本筋のようなものは特別ない。 コンビニで、アルバイトをする主人公。 家族に「治って欲しい」とか、「普通になって」と言われる、この主人公の日々と、彼女を囲む環境が描かれる。 主人公が、小さい頃を想起するところから、主人公が「普通じゃない」と、周りに思われていたこと

『め生える』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本の感想記事を書きます。 高瀬隼子著 『め生える』 (U-NEXT 、2024) 斬新で、残酷だ。 今回は、ルッキズムを中心に感想を書いています。 あらすじある時を境に、急に人類がハゲる。 最初は、感染症なのかと恐れる人もいた。 しかし、5年ほど経ち、ハゲている人が圧倒的多数になると、恐れる人は少なくなる。 16歳以上、20歳以上。 ハゲるタイミングに多少の差があるものの、「結局みんなハゲる」。 美容室が次々と倒産し、ウィッ

『10の奇妙な話』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本について書きます。 ミック・ジャクソン著 『10の奇妙な話』 田内志文訳 (東京創元社、2016) 本屋で、表紙から目が離せなくなった本。 普段、あまり読むことのない短編集だ。 ページを捲ってみると、全話の最初のページに挿絵がある。 この表紙絵のような絵が、すべての話の最初にある。 挿入絵は、何か意味があるのだろうか。 そう思って最初の話「ピアース姉妹」を数行読んだ。 挿入絵は、話の主要人物でもある、 この絵が結論だと言っ

『狐笛のかなた』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、本の紹介をします。 感想から、ネタバレありで書く。 上橋菜穂子著 『狐笛のかなた』 (新潮社 、2006) この本も初めて読んだ時には、入り込みにくい世界観と、文章で苦労した。 本書をあまり読み返していないので、最初は「これ本当に読んだか?」とさえ思った。 上橋菜穂子先生は、生命に言及する物語を書くことが多いのだろうか。 正直、本書は記事に書くのが難しかった。 文章や世界観は間違いなく美しいのだけれど、主軸となるような部分が、私に刺

『さみしい夜にはペンを持て』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、最近読んだ本を紹介します。 古賀史健 『さみしい夜にはペンを持て』 (ポプラ社、2023) もちろん内容も良い。 しかし、それだけでなく本書は紙媒体で持つことを深くおすすめしたい。 イラストがめちゃくちゃキレイなので、イラストだけ眺めていても楽しいからだ。 ページを捲る、前ページに戻ってみる。 これらの動作をしたくなる本だ。 イラストも、全ページにあるページ番号のフォントや色使いも全部魅力的。 さて、この本。 始まり方が良くて、本屋で

人生を変えた一冊

サムネの画像が毎回絶妙。 いつも何も考えずにサムネ設定してしまうけれど、 そのうち改善すると思う(多分) 1.人生を変えた一冊は、この本 今回は、お題に沿った1冊を紹介します。 スタイン R. L. Stine 『Goosebumps 人形は生きている』 豊岡まみ訳(ソニーマガジンズ、1995年) もう、これしかない。 2.人生を変えた一冊に出会う前は? それまでは、きっと大好きな図鑑を何度も読み返すか、 これらを中心に読んでいた気がする。 最初から最後まで、何度も

この本、面白い!!

今回は、去年まで読んでて面白かった本を紹介します。 (去年読んだだけでなく今まで読んだ本も) 『アーモンド』 『僕が死んだあの森』 『その女アレックス』 『蛇の言葉を話した男』 『少女と少年と海の物語』 『アウトサイダー(上、下)』 『シルバービュー荘にて』 『ゴルファーズ キャロル』 『アイム トラベリング アローン』 "Wallflower" 今は忘れちゃってて今は書いていない本があると思う。 R. L. Stineが大好きで、この著者の本は大体読んだ?かな? 今回