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本レビュー

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読んできた本、おすすめ本はこちら。 漫画も含むことにする(細分化し過ぎると、雑多になる)
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2024年2月の記事一覧

『たゆたえども沈まず』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本の感想を書きます。 原田マハ著 『たゆたえども沈まず』 (幻冬舎 、2017) ざっくり内容本書は、4人がメインで話が進む。 日本人2人、林忠正(画商)とその弟子、加納重吉(架空の人物)。 オランダ出身のフィンセント・ファン・ゴッホとその弟、 テオドルス・ファン・ゴッホ。 フランスに憧れる重吉は、林忠正の後を追いかけるようにフランスに行く。 そこで、林と同じく画商として働いていたテオドルス(テオ)と会い、 4人の物語は進んでい

『リボルバー』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本の紹介をします。 原田マハ著 『リボルバー』 (幻冬舎 、2023) ざっくり内容 フランスにある、オークション会社。 ある日、そこに女性が来る。 その会社で働く、唯一の日本人女性(冴)、上司と同僚が対応。 オークションに出品出来るのか問われたのは、一丁の拳銃だった。 女性は、それはゴッホが最期に使用したものだと言う。 その真意を探すために、オークションハウスで働く冴はオランダも訪れ、 ゴッホゆかりの地を訪れる。 もちろん、

『世界のアーティスト250人の部屋 人生と芸術が出会う場所』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本について書きます。 サム・ルーベル著 『世界のアーティスト250人の部屋 人生と芸術が出会う場所』 ヤナガワ智予訳 (青幻舎、2021) 今回、紹介したい本は写真集です。 画家、デザイナー、建築家、作家や音楽家など、本当に様々な職業の人の家が紹介されている。 この本を手にすることとなったキッカケ、クロード・モネの家の中にある1つの部屋。 黄色い壁を基調に、日本画がたくさん飾られている。 大好きなモネは、彼の家も大好きだった。

『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本の感想を書きます。 サンキュータツオ著 『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』 (KADOKAWA 、2016) 知人に教えてもらった本。 自分では、見つけられないであろうタイプの本。 これだから、話すのは楽しい。 ざっくり内容辞書の特徴、その歴史が書かれている。 日本語の辞書には、複数種類がある。 その違いを本書では、「恋愛」という単語を一つ例に用いて、辞書でどのように説明されているのかを紹介している。 また、版が変

『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本の感想を書きます。 二宮敦人著 『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』 (新潮社、2016) ざっくり内容 本書内では、難関校として、東大の理科三類と比較されている藝大。 天才たちの集まる学校とも言えるし、個性豊かな人たちの集まりとも言えそうだ。 両方か? 本書を読むと、実に様々なタイプの人がいる。 やはり、楽器は幼少期からなのか…など、凡人の私は読みながら考えていた。 また同時に、「普通」であることもだ。 秀才

『ゴッホのあしあと』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本の感想を書きます。 原田マハ著 『ゴッホのあしあと』 (幻冬舎、2020) 内容 オランダの画家、フィンセント・ヴァン・ゴッホ。 彼の生涯を、著者が追いかける。 実際に足を運んでみて、彼についての様々な研究を通して。 フィンセント・ヴァン・ゴッホとは、一体どのような人物であったのか。 感想 私には、好きな画家が何人かいる。 好きな作品も多い。 しかし、ゴッホに関しては、まったく知らなかった。 作品はもちろんだが、人物に

1月に読んだ本

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、1月に読んだ本を紹介します。 コナン・ドイル著 『緋色の研究』改版 延原謙訳 (新潮社 、1953) 初めてまともに読んだシャーロック・ホームズ。 緋色が何色か知らなかったなーって、この記事を書きながら、また忘れている自分に気づいた。 コナン・ドイル著 『四つの署名』改版 延原謙訳 (新潮社、 1953) 2冊目のシャーロック。 さっそくワトスンへの違和感だったり、面白くなる。 ミック・ジャクソン著 『10の奇妙な話』 田内志文訳