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本レビュー

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読んできた本、おすすめ本はこちら。 漫画も含むことにする(細分化し過ぎると、雑多になる)
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2023年9月の記事一覧

『けん玉道の師・藤原一生物語 「生きる力」は海をこえて』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、たまたま見つけた本が好き過ぎたので紹介します。 おちまさ子 『けん玉道の師・藤原一生物語 「生きる力」は海をこえて』 (PHP研究所 、2016) 素晴らしい本だった。 藤原一生の意外性や、行動力に感嘆せずにはいられない本だった。 なによりも、この人の人間性を好きになった。 この言葉がプリントされたTシャツなどを着ている人いるけど、 「先代の言葉らしいよ」とだけ聞いていた。 まさか、日本けん玉協会創始者が言っていたかもしれないとは。

『博士の愛した数式』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、『博士の愛した数式』を読んだので紹介します。 小川 洋子 『博士の愛した数式』 (新潮社、2005) 読み終えたばかりのテンションで書きます。 第一印象は、この本を読んでいて日本人が書いていると思えないという面白さがあった。 3回くらい、著者が誰かを確かめたと思う。 日本が舞台の物語なのかと疑いたくなってしまったことには、2つの理由がある。 第一に、数式が出てくる度に、神様の手帳を見るとか、あまりにも完璧な数や数式の前で「祈る」と

『さみしい夜にはペンを持て』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、最近読んだ本を紹介します。 古賀史健 『さみしい夜にはペンを持て』 (ポプラ社、2023) もちろん内容も良い。 しかし、それだけでなく本書は紙媒体で持つことを深くおすすめしたい。 イラストがめちゃくちゃキレイなので、イラストだけ眺めていても楽しいからだ。 ページを捲る、前ページに戻ってみる。 これらの動作をしたくなる本だ。 イラストも、全ページにあるページ番号のフォントや色使いも全部魅力的。 さて、この本。 始まり方が良くて、本屋で

『もりあがれ!タイダーン ヨシタケシンスケ対談集』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、本の紹介をします。 ヨシタケシンスケ 『もりあがれ!タイダーン ヨシタケシンスケ対談集』 (白泉社、2023) ヨシタケシンスケさんと、様々な作家たちとの対談がまとめられている本。 対談相手は、以下の11人である。 糸井重里、かこさとし、岸本佐知子、クリハラタカシ、坂崎千春、 柴田元幸、junaida、鈴木のりたけ、ブレイディみかこ、穂村弘、 モリナガ・ヨウ 各人との対話が、”第○話”となっている(第1話〜第11話) 本を読んで

8月に読んだ本(漫画など含む)

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、8月に読んだ本などを紹介します。 クリスティアン・ベネディクト/ミンナ・トゥーンベリエル 『熟睡者』 鈴木ファストアーベント 理恵訳 (サンマーク出版 、2023) 十分な休息は健康につながる。 ずっと寝ていたい。 でも、やりたいことは多いからどうしたもんか。 潮谷験著 『スイッチ』 (講談社、2022) 人の悪意についての本だと思った。 どう表現したら良いか悩むな… 私が言いたいことは、”悪意なき悪”が難しいものであることだ。 集