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本レビュー

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読んできた本、おすすめ本はこちら。 漫画も含むことにする(細分化し過ぎると、雑多になる)
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2023年8月の記事一覧

「ギャルがシルバニアファミリーを溺愛したら。#ギャルバニア」を読んで思ったこと

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、漫画を読んで考えたことを書きます。 今回、読んだ漫画。 岡野く仔 『「ギャルがシルバニアファミリーを溺愛したら。#ギャルバニア」』(講談社 、2023) 冒頭から申し訳ない。 私はシルバニアファミリーについて、正直まったく知らない。 岡野く仔さんの描く漫画は、読んだ漫画のすべてが良い。 その漫画に共通していることは「肯定」していること。 漫画には実際に会ったことのないタイプもいるので、その単語さえ漫画を読むまで知らない世界だった物語

『逆ソクラテス』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、積読と化していた1冊を紹介します。 伊坂 幸太郎 『逆ソクラテス』 (集英社 、2023) 面白かったけど、人におすすめするかと言われたら、ためらう本書。 心の中に少年がいる、その思いを「わかるー」って思う方は楽しいかもしれない。 ざっくり内容 本書は大きく5つに分かれている。 逆ソクラテス スロウではない 非オプティマス アンスポーツマンライク 逆ワシントン 短編集の集成のような物語。 短編集だけど、登場人物や場所に共通事項が

『ウナギが故郷に帰るとき』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、積読消化の1冊を紹介します。 パトリック・スヴェンソン著『ウナギが故郷に帰るとき』  大沢章子訳 (新潮社、2023) 今日こそ読もうと思って、この本を開いた日。 数ページ読んだところで、なんとも表現し難い違和感を感じた。 うぇ?表紙を改めてよく見た。 英題が”THE GOSPEL OF EELS"。 どういう内容で、このタイトルになる? どうしたら、この邦題になる?(理解の助長か?) タイトルに惹かれたこともあって、あっという間に

『スイッチ』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、最近読んだ本の紹介をします。 潮谷験著 『スイッチ』 (講談社、2022) 購入前から本能を試されている気がして、絶対に買わない&読まないと決めていた本だ。 それは、Amazonのサイトにこんな広告画像があるからだ。 「押す?押さない?」 押すなよって言われると押したくなる? 言い換えるのであれば、人とは禁止事項を言い渡されると、 行いたくなるもののようだ。 読書どころか、購入前から試されている感じが嫌だった。 しかし、結果読んでみ

『熟睡者』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本の紹介をします。 クリスティアン・ベネディクト/ミンナ・トゥーンベリエル著『熟睡者』鈴木ファストアーベント 理恵訳 (サンマーク出版 、2023) そりゃー寝れたら最高だけど、現代社会というか日本では難しいんだよ。 と言うのが現実かもしれない。 しかし、日々の生活で気をつけられることはある。 夏は特に疲れが溜まりやすいので、実行出来そうなことを考えてみた。 ざっくり内容 本書は3部構成だ。 第1部 科学者がそろって「絶対寝

7月に読んだ本(絵本含む)まとめ

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は7月に読んだ本を紹介します。 小説編 辻村深月著 『傲慢と善良』 (朝日新聞出版 、2022) 碧野圭著 『凛として弓を引く』 (講談社 、2021) 碧野圭著 『凛として弓を引く 青雲篇』 (講談社 、2022) 絵本 アーノルド・ローベル著『ふたりはいっしょ』 三木 卓訳 (文化出版局 、1972) 記事にはしていないけど読んだ本 江戸川乱歩著 『江戸川乱歩名作選』 (新潮社 、2016) まとめ 最近、本が読めていな