9 部長から来た「寂しい。おれってただの金づる?」

前回久々に書いたのにいいねもらえて本当に嬉しい。
誰にも届かないんじゃないか、と思っていた心の叫びを
聞いてもらえてる気分になる。
いいねくれた皆さん、読んでくれたかたありがとうございます。


誘いが週一ペースになり、土日にプライベートなラインが
届くようになった。
内容としては今日はこんなことがあった、みたいな日記のようなもの。
内心「土日に連絡やめてくれー」と思いながらも、上司なので無視はしないが、
私は徹底的に土日に連絡を返さないで月曜日に連絡を返すようにしていた。
急ぎの業務ならともかく、ただの日記のようなものに土日も
付き合うまでの給与はもらっていない。と考えたから。
それに公私混同となるのは真っ平ごめんだしね。

ただ、土日には連絡を返さず、
月曜日に返すと言うことを繰り返してたある日、
「連絡が返ってこなくて寂しい。俺ってただの金づるじゃん」
と言った連絡が届いた。

ドキッとした。

というのも、私は15歳以上年上のおじさんに粘着されやすい体質ということを自覚していたから。
(おじさんじゃなくて年下女子とかがよかったな……)

そのときは、「いやいや金づるもなにもただの上司です」と返したい気持ちをグッとこらえて「気がついておらずすみません!」と返した。
今思えば最初に送りたかったやつ送ってしまえば良かったな。

そして月曜日、これはやばいと即会社の同姓の先輩に相談した。
課は違うけど、もともと同じ部署、
なおかつ同じ上長の人。

ちなみに、これはうちの会社がセクハラ相談窓口がなく、
総務の情報も、部長を通じて降りてくることがあり、
誰を信用していいかわからなかったから。

セクハラ相談窓口が設けられている会社は、
そこに絶対駆け込もう。
相談記録を残しておく、というのが大事。

結果としてその先輩に相談すると、
「部長は人のブームがあるからね。
私も入社直後毎日のように誘われてた。
変に断って冷遇されたらこわいし、一旦様子を見てみれば?」
と言われた。
読み方によってはその先輩どうなの?と思うかたがいるかもしれないけど、
その先輩も周りの環境もあり、感覚が麻痺しており、
あくまで心配してこの助言をくれた。

私は実際「しばらく耐えるのか~」と言う思いは抱きつつ、
部長からすぐに
「あのときは酔っていた。申し訳ない。」
と謝罪があったので、一旦は様子を見ることにした。

いまだにあのときの正解はわからない。
変に会社に訴えても冷遇されるだけ、
正当法で訴えても冷遇されるだけ、
八方塞がりに感じた。
中小企業の辛さをひしひしとここで実感した。

結局、部長からの誘いは減ることなく、
ひたすら付き合いつづけることになった。





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