(第20回)「プログラミングやりたくない!」〜下から目線のコーディング武者修行〜
〜理系は◯◯から処理して、文系は✖︎✖︎から処理する?の巻〜
前回の記事からずいぶん間があいてしまいましたが、バタバタしているその間、
師匠のCharles Severance先生の講座をヒントに、「自分に役立つツール」をPythonで作れました!
(Python師匠のCharles Severanceさん。画像出典: https://ja.coursera.org/instructor/drchuck)
「自然言語の処理がトクイ」がPythonなので、「語学人」(*自称)の自分にも「こうすればできんじゃね?」が考えやすかった。
あとはコレをRefactoringして、もっと自分に使いやすいツールにするぞ!
ずっと「作りたいものがない」状態だったので、「自分に役立つツールが作れた」ことがリアルに嬉しい( ´ ▽ ` )ノ
ーー閑話休題。今回はプログラミングと関係なさそうで大アリ(*だと思う)な、「処理手順」の話。
さっきから「自然言語」とか「語学」とかいう言葉が出てきてますが、外国語の処理手順を見ていて、
もしかして、「理系」と「文系」では、処理手順が違うのでは?
と思いあたったのです。で、今回はそんな話。
[理系は”意味”、文系は”音”]
先日、外国語(英語)の表現についてアレコレとディスカッションが。
で、その際に出てきた意見で、
「あっ、理系の人は外国語を処理する手順が自分と違うのでは?」
とヒントがもらえました。
その時のやり取りから推測すると、「理系」の人が「外国語」(自然言語)を処理する時は、こんな順番なのでは:
[理系人の外国語処理手順(*仮説)]
(1) 外国語の文章から単語の「意味」を拾い出す
(2) 単語ごとの「意味」をつなげて「まとまり」を作る
(3) 「まとまり」を評価(evaluate)して、それをもとの「外国語の文章」に適用する
やりとりの内容から、「こういう風にしてるのではないかな?」と、上のように手順を推測しました。
で、それを別な理系人に見せて意見をもらったところ「自分のやり方にかなり近い」というフィードバックをもらいました。
*まだ仮説なのでアレですが、案外、マトを得てるのかも、と思ったり
で、じゃあ文系人はどーやって「外国語」を処理してるの?というのを、自分の例((^_^;))から見てみたいと思います:
[文系人(*自分)の外国語処理手順]
(1) 外国語の文章を「音」に変換する
(2) 変換した「音」を並べて、「リズム・アクセントの位置・発音の滑らかさ」を評価する
(3) 音のレベルで「評価」が完了した後、はじめて「意味」を考える
という感じ。
これも例が自分なので仮説でしかないのですが、「外国語に接したとき、意味は考えてない」という。
むしろ「音の並び」がちゃんとしてて初めて、「意味の層を評価する」みたいな。
じゃあもし、「音の並び」がちゃんとしてないならどうするの?
その時は、「同じような意味の別の単語を持ってきて、音の並びを整える」ことをやってます。「類義語」はこの時のためにあるんだろうなーと。
でもこれ、そうやって考えてみると、
理系人が「まず意味から処理」する場合、「つづりは同じで意味が違う」単語があるのは超ヤッカイ
なのではないでしょうか。
まず「意味」を全部ひろいあげて、そっからその「意味のまとまり」を評価すると考えると、その「ひろいあげ」の段階でメチャメチャ分岐してしまうーー
単純につづりだけ見たら、「mean」なんて「3つの意味」があるわけだし、そう考えるとホントに大変そうーー
なんでこんなこと考えたかというと、このnoteを始めたキッカケである
その分野がトクイな人の学び方は、その分野がニガテな人の参考にはならない
というのが念頭にあったのです。
ニガテな人には、ニガテな人向きの学習法があるはず
で、そういうニガテな人の学習記録が溜まったので、じゃ、noteにしようかと(´∀`)
自分でプログラミングをやり始めた時、「自分の求めることが参考書に書かれてない」とずいぶんモヤモヤしました。
その後、All English!な学習環境に移行したら超のつくストレスフリーになりましたが、今にして思えば、
理系人は「意味」を大事にしているが、文系人は「音」を知りたかった
ということだったのでは。
“math.pow()”の「意味」じゃなくて、”math.pow()”は「どう読む(発音する)のか知りたい!」
みたいな。
それでいうと、
文系人がする「外国語の説明」(=音レベル)も、理系人の求める内容(=意味レベル)ではない
ってことがあるんだろうな、と思うのです。
自分では「All Englishにすると、プログラミング学習、いや数学も超楽しい!」と気づけたので、「理系人向きの語学のやり方」もきっとあるんだろうナー。
なんかこういう、「お互いのミスマッチに気づかないまま」なのが、「プログラミング学習がスムーズにいかない」原因なのかも、と思ったのでした。
ーーなので、自分のような「プログラミング超ニガテな人目線の学習記」のように、「外国語が超ニガテな人目線の学習記」があったらすごく面白そう!
と思ったのでした(´∀`)。
今回はそんな「処理方法のちがいが、噛み合わない結果を生んでるんではないかい?」的な視点で書いてみましたー。
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