ThreadsはTwitterの代替となるのか? -Android版を登録して使ってみた感想
なんか、Twitterのいろんな制限がニュースになってるなあと思ったら、しれっとMetaからTwitterの代替アプリがリリースされていました。
さっそくインストール(Android)してみたよ!
さっそくインストールしたら、Instagramのアカウントと連携しましょうとなって、あれよあれよという間にインスタグラムのアカウントを引き継ぐ形でアカウントが作成され…
フォローする相手も、自分が既にインスタでフォローしている相手から選ぶ流れに入り、特に好きなアカウントをピックアップしてみたけど、当然まだ誰も投稿していないので、タイムラインはおすすめで埋まっていました。
また、ちょっとタイムラインをスクロールしている間に、謎のアカウントから3つもフォロー申請が来ていて、スタートダッシュを全速力で走っている人たちがたくさんいるのだろうということも伝わってきました。
つぶやきをnoteに貼り付けると、どうなる?
さて、まずやりたかったのは、これ。
さっそく、テストでつぶやいてみて、埋め込んでみます。
うれしいことに、ちゃんとリンクではなく埋め込まれました!
しかし、noteの仕様がまだカスタマイズされていないのか、アカウント名の方がデカデカと表示され、つぶやき内容はグレーの小さな文字でアカウントの説明文のようになってしまいます。
これは、note運営側のカスタマイズに期待したいところです。
Instagramとの結びつきはかなり強い
Threadsの仕様で最も気になったのは、Instagramとの運用の一貫性が求められること。
まず、名前とアイコンをInstagramのアカウントとThreadsのアカウントで変えることができません。
なので、InstagramのキャラでThreadsを使う必要が生まれるので、Instagramと違うテーマを呟きたい場合は、アカウントを分ける必要があると思いました。
ちなみにThreadsのホームからは、Instagramと行ったり来たりできるのだけれど、Instagramのようにホームでアカウントを切り替える機能は見当たりません。
一旦ログアウトすれば、再ログインすることで、アカウントを切り替えることができます。
ただ、見る限りここで1からアカウントを作ることはできなそうで、あくまでInstagramありきの場のよう。
だとすると、Twitterからの移籍の場合は、まずはInstagramに行ってアカウントを作る、二段階のステップが必要になります。
これはちょっと、代替需要の方には、手間がかかるように思いました。
ThreadsはTwitterの代わりになるのか?
さて、ThreadsはTwitterの代替になるのか?という問いへの答えだけど、個人的には、そもそも別物かなあという印象です。
Meta側の意図の重心もそこにはあまりないのかもしれません。
ここまでの仕様を見る限り、むしろ既存のInstagramのユーザーに新たな表現の場(あるいはマーケット・ファン囲い込み)を提供するためのもののように見えます。
Twitterは、地震が起きた瞬間とか、災害時に誰でもすぐリアルタイム&名無しの情報をキャッチできるという、時事性に強いSNSだけど、Instagramは個々ののアカウントの世界観が強いSNSだと思います。
「名無しのリアル」が一番の価値になっているTwitterとはそもそも相補(あるいは対極)的な関係にあるわけで、代替にはならないのではないでしょうか。
「名無しのリアル」を伝える場としてのTwitterが抱える、もっと深い問題
ただ、Twitterがそういう「名無しのリアル」であるが故に、社会の闇を一気に引き受ける場になって、苦しい状況に置かれているのも感じます。
もし今後Twitter自体が、制限など仕様を変えることで、「名無しのリアル」の闇側面の受け皿から卒業していくのだとしたら、誰が社会の闇を引き受けるのか?
本当の意味で、Twitterの代替をどうするかの問題は、あたらしいSNSの台頭が本質ではなく、SNSがその闇の側面を締め出すということの方にあるのではないか。
社会に居場所がないからこそ集まった、名無しのリアルの闇の側面をもはや、SNSは引き受けない。
そうなったとき、それはどこへ向かうのか。
わたしたちは自分や他の誰かの抱える、「名無しのリアル」の「闇」を、これからどこでどう表現していくのか?
Twitterの代替という問題は、もっと深い問いを投げかけているのかもしれません。
Threadsのアプリ内画像いろいろ
最後に、正直アプリに登録する気はないけど、どういう仕様なのかは気になるという方のために、アプリ画面のスクショを載せておきます。
どんな道具も使いようということで、付き合い方の参考にしてください。
書いた人のアカウントはこちら
今日のところの、感想は以上です。
ちなみに、自分のThreadsのアカウント、まだInstagramの内容とのギャップが生まれそうなのをどうするか思案中ですが、しばらくこちらのアカウントでうろうろしてみようと思っています。
https://www.threads.net/@neotenylab
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
どうか、今日も素晴らしい1日をお過ごしください…!
自分の書く文章をきっかけに、あらゆる物や事と交換できる道具が動くのって、なんでこんなに感動するのだろう。その数字より、そのこと自体に、心が震えます。