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ビジネスがショーになる時代に、大切にしたいこと
※この毎日投稿は、朝Stand.fmに音声投稿をふりかえりながら、補足や一歩踏み込んだ内容を書いています。
最近、毎日音声投稿が長くなり気味だ。
しかも、3度も録り直してしまった。
気分的なものも反映されているように思う。
内容は、商取引におけるスポーツマンシップの話。
先日書いた、個人的に多くのハートマークをもらった最近のマーケティングのあり方へのもやもや話の続きだ。
なにか顧客ファーストの作法のなかに、心理操作が侵入してきている気配が、ライターが意識している「伝わる伝え方」の技術にも及んできている感じがあること。
無自覚のうちに「伝える」という行為自体が、道具化されているんじゃないかという感じがしたこと。
倫理や道徳といった大きめのスコープで語る前に、ビジネスという枠組みの中での「スポーツマンシップ」として捉える方がしっくりきて、
「アウト」が方に触れる行為だとしたら、「ファウル」もあるはずだけど、ファウルってあんまり考えられてない気がしたこと。
やりとりしてる当事者は見えてなくても、第三者からはファウルってわかるだろうということ。
だから、ビジネスがどんどんゲームからショーっぽさを帯び、やりとりが透明になるなかで、プレーヤーが自分でファウル意識を持つのは多分大事だと思ったということ。
大筋をまとめると、こんな感じだろうか。
一回目の(消した)録音は、まだ「ファウル」という言葉は出てきていなかった。
話の背骨は「伝わる伝え方」と「心理操作」の境界が曖昧だ、という主張で、スポーツマンシップはその尾っぽのようなポジションだった。
まるで迷いながらデッサンをするように、話し直すうちに、自分が語りたいことの大筋が見えてくるのか、自分自身の関心が変わってしまうのか、話のテーマ自体が変わっていく。
これは、文章を書くときと同じだと思った。
でも、三回録り直しは持続可能じゃないので、一回で着地できるような道筋を、作った方がよさそう。
スポーツマンシップの前に、こちらはルールが必要ってことか。
自分の書く文章をきっかけに、あらゆる物や事と交換できる道具が動くのって、なんでこんなに感動するのだろう。その数字より、そのこと自体に、心が震えます。