小学生の復習支援GPTs「☆道長☆復習の漢字摂政」の使い方 for Parents(紙に指定の漢字の書き方の復習をするための問題を作り、ごほうびに絵を描いてくれるGPTsです。)
漢字テストの復習、長期休み明けのテスト直し、もう間違えた文字が書き込まれているテストのやり直しって、問題自体をどこかに書き直さなきゃいけないから、とても手間がかかりますよね。
ひとつかふたつならともかく、間違えた漢字が数個以上ある場合、子どもにさせる前に、親だってやりたくないな、と思ってしまいます。
できないからこそ、ちゃんと見てあげる必要があるのは分かっているし、苦手だからこそやる気が出る仕組みを作ってあげる必要があるのも分かるけど、
それに必要な手間とエネルギーが、親にあるとは限りません。
というわけで、間違えた漢字の問題を作ってもらうGPTsを作りました。
(↑トップ画像とアイコンがズレているのは、このゆるさをGPTが画像生成で再現できなかったためです。ご了承ください。子どもが気に入ったら、トップ画の「道長」に差し替えになるかも。→追記:見るなり、速攻差し替え指示されました)
最初の一回、間違えた漢字の数、打ち込む手間はありますが、紙に書くよりは早いはず。
書いている間に、うんざりしている子どもがさらにやる気をなくして逃げることを避けられるでしょう。
このGPTsは座って問題を解くことが好きではない子でも楽しめるように、問題を解いた後、「特に覚えたい漢字の絵」を一枚作ってもらえるというごほうびをつけました。
書く方もうんざりしている親の手書きテストよりは楽しんでくれるはずです!
「☆道長☆復習の漢字摂政」の使い方
練習したい漢字を入力するときのルール
1)練習したい漢字を、「花 はな」というふうに、書き、スペース、読みの順で書いてください。読みを書くのは、異なる読みで問題が生成されないために必要ですので、面倒ですが書いてください。
2)複数の漢字を練習するときは、「花 はな 山 やま 兄弟 きょうだい 明日 あした」のように、スペース区切りでつなげて書いてください。
3)逆に、覚えたい漢字がひとつしかないと、同じ漢字で複数の問題が出題されてしまいます。用例を知るにはいいかもしれませんが、このGPTsは、そもそも漢字テストでたったの一文字しか間違えないような子には不要です。
生成される問題文がおかしい場合
4)漢字を指定する際に入力を間違えてしまった場合、(「新しい アタらいし」など)文脈を読んで問題を作ってくれますが、問題文に答えの漢字が使われてしまったり、変な問題が生成されることがあります。
間違いの例:(誤:お父さんに新しい(あたらしい)自転車を買ってもらった。→正:お父さんに(あたらしい)自転車を買ってもらった。)
その場合は、「答えの漢字が見えてちゃってます。」など簡単に指摘すれば、直してくれるので、恐れずにツッコミを入れてください。
プログラミングっぽく形式を指定して書く必要はありません。
会話らしく、ざっくり書いたほうが、むしろ伝わります。
5)問題文は、ときどき「そなた、日本人ではないな?」という文章が生成されます。まだ柔らかいお子さんの常識が種と国境を越えて広がりすぎる恐れがあります。
GPTならではの味わいと風情もまた、余興としてお楽しみください。
答えを紙に書くフェーズでは、親が一度チェックを
6)問題が出されたら、練習するように指定されたノートや手持ちの紙に答えを書いてもらいましょう。間違っても、答えを打ち込まないでください。
それじゃ、練習になりません。
指示に従って、書き終わってから「こたえ」と入力してください。
「答え」と変換されちゃっても大丈夫。
ただし自己申告なので、ちゃんと問題を解いたのか、ここはしっかり大人の目で確認してから次のステップに進めてください。
一問もわからなかった場合は、親がフォロー
「書けない!」「一個も、わからない!」でもよいです。その場合は、「答えが表示されたら、それをマネして書く練習をしよう」と励ましましょう。
わからなくても、考えたことが大事なのです。ここをちゃんと言わないと、書けないからもうできない、となったり、「答えを見たらもう一回やろう」と、勉強時間が伸びる未来を見せてしまうと、と子どもが絶望して逃亡する恐れがあります。(経験談)。
道長があらかじめ「できなくても良い」と言うことも考えましたが、それだと本当に最初から考えない可能性が大なので、人力にすることにしました。
7)答えが表示されたら、「今日特に覚えたい漢字は何番かな?」の指示に従って特に覚えたい漢字の問題の先頭にある番号を入力します。
すると、例文を元に、ごほうびの画像が作られます。
やんちゃな小学生がやりそうなことへの対処
8)GPTは、セッション(この画面で表示されている一連の会話)で覚えていられる情報の量に限りがあります。
「もう一回今の問題出して」レベルの指示は問題ないのですが、同じセッションで繰り返し練習すると、道長(GPTsで指定したペルソナ)の化けの皮が剥がれる恐れがあります。
基本的に再テストの際は、漢字の入力部分だけコピペして練習ごとにあたらしいセッションにすることをおすすめします。
(こんなこと言うと、漢字の勉強みたいな単調な作業がつまらない子の冒険心を、刺激してしまうかもしれないので、「長く話すとボロが出る」のは、勉強前の子どもたちにはヒミツですよ!)
ちなみに、賢い親のみなさんは、小学生がやりがちな無茶振りの生成結果をこっそりここで、予習しておきましょう。
お下品な指示や、
漢字の練習のフリをして、変な例文を作らせようとしたり、
スペースで区切って、認識されないように図っても、
人間やめてみても、
でたらめに打って混乱させようとしても、
新人類の誕生を迫っても、
誰もが一度は聞く質問をしても、
ログ残るのを無視した秘密を明かしても、
もはや人間よりよくなちゃっても、
GTPの標準仕様とタッグを組んで華麗にブロックする雅な道長でございます。
とはいえ、これも保持できる情報量が限界を越えるまでのこと。
どうぞ、「長すぎる会話」にだけはくれぐれもお気をつけて、お楽しみくださいませ。
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なお、自分で子どものキャラに合わせた復習用GPTsを作りたい!って方は、このGPTsを作る過程で気付いた作り方の基本的な知識をつづった、下記の記事をどうぞ!
どうでもいいけど、この「☆道長☆復習の漢字摂政」何度変換しても、「復讐の感じ殺生」になっちゃうんだよね。コワイ。
自分の書く文章をきっかけに、あらゆる物や事と交換できる道具が動くのって、なんでこんなに感動するのだろう。その数字より、そのこと自体に、心が震えます。