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バカと無知からひも解く本当に頭がいい人の思考

あなたは、
誰かと話をしたり、
議論をした時に、

一向に話が
進まなかったり、

話している途中で
いつの間にか
相手の論点がずれていたり
全く話し合いに
ならなかったという
経験はないでしょうか?

今回は橘玲さん著
「バカと無知」に学ぶ
本当に頭がいい人の
思考を考察して
いきたいと思います。

この記事を読むベネフィット

この記事を読むことで

バカと利口が
議論した結果がわかり
無駄な議論を
減らすことができる。

議論ができにくい
相手がいることを
知ることで、

その人への
対処方がわかる。

その結果、人生が
イージーモードに変わる。

それでは、
さっそく、
見ていきましょう。

バカと利口が議論すると

橘玲さんは
週刊プレイボーイの中で
「バカと利口が議論すると
どうなるのか?」
というエッセイを
書かれていて

バカと無知がいる中で
民主主義は
成立するのか?

という内容に
なっています。

こちらは、
その一部です。

デモクラシー
(民主制)は、
民衆が主権者として
社会を支配する仕組みです。

何が正しくて、
何が間違っているかは、

市民の議論で
決めることになっています。

この時、
参加者の認知的な条件が
一定の範囲に収まっていることが
暗黙の了解事項になっていますが、

この前提は常に
成立するのでしょうか?

※デモス:民衆を意味するギリシア語
簡単にいうと、

民主制を行うルールとして
市民は一般的に
知的レベルが高い水準

もしくは、
議論ができる水準で
あるというのが
大前提だけども、

これは常にそうなのか?
大丈夫なのか?と
言っています。

偏差値

さらに、

誰もが学生時代に
嫌というほど
見せられた
偏差値。

この偏差値では
学力は正規分布し、
それを図にすると
ベルの形になります

偏差値
50付近は68%
60-70は13.59%
70-80は2.14%
80以上0.14%
となっています。

しかし、これは
高い方の話で、

実は
偏差値40、30、20以下の
低い方もこれと
同じ割合いるのです。

民主主義が成り立つ場合、
この
偏差値の高い人たちと
偏差値の低い人たちとの
議論が成立するかどうかが
大切になってきます。

しかし、
実験の結果は
壊滅的なものでした。

自分の能力を高く見積もる

認知能力が低い人
(実験では認知能力に
ハンディを負った人)は

自分のことを
実際より
高く評価することが
分かりました。

橘玲さんの
言葉を借りて言うなら

「バカは自分が
バカという理解ができない。」
「なぜなら、バカだから。」

このバカと、
知性のある人が
お互いを尊重しあって
議論すると

正答率がかなり下がり、
最悪の戦略になる
ということ。

コイン投げの方が
まだましで
まだ勝てる可能性が
あがる。

とも言っています。

過大評価する理由

では一体なぜ
バカは自分の事を
過大評価して
しまうのでしょうか?

これは、もともと、
ダンバー数と呼ばれる
150人ぐらいの集団で
群れを成していた
私たちが

地位を争う競争を
してきたということに
由来しているのです。

バカの特徴は、
自分のことを
バカと認識できないと
いうこと。

しかし、
150人という集団の中では
バカでいることは
排除される可能性もあり

嘘でも、
「自分は賢い」と
いっていたほうが
生存確率が上がったのです。

能ある鷹は爪隠す

そして、
賢い人は、ピンチの時は
賢いと
ありがたがられますが

それを、
普段ひけらかすのは
戦略上不利なのです。

なぜなら、
賢いというだけで
その人の
足を引っ張ろうとする人が
出てくるからです。

それゆえ、
賢い人は
慎重にふるまうので
自分の事を
過小評価するのです。

できる人は
頭が低かったり
慎重だったり
しますよね。

これは
生存戦略であり
レベルの高い人の発言は
慎重です。

それゆえ、
認知能力の高い人と
知性が低い人や
自信過剰な人が議論すると

認知能力の低い人に
引きずられて、

議論は破滅的に
なるのです。

議論が壊滅的な理由

以下に
バカと頭のいい人が
議論する場合の
壊滅的な理由を
上げてみましょう。

意思疎通の困難

バカと頭のいい人は、
異なる知識、理解、
思考のレベルを
持っている可能性があります。

バカの人が
頭のいい人の
意見や論点を十分に
理解できない場合、

議論は進展せず、
混乱や誤解が生じる
可能性があります。

もしくは、
バカの人の論点を得ない
話しの展開や論点が
いつの間にか
ずれていること、

相手の話を聞かずに
自分の思い込みや
自分の基準で話を受け取り、
勘違いして
話が進んでしまい

頭のいい人が
混乱してしまうという
状況が生じる
可能性があります。

論拠や証拠の不足

頭のいい人は通常、

論拠や証拠に基づいて
自身の主張を支持します。

しかし、
バカの人はそれに対して
十分な反論や裏付けを
提供することが
できない場合があります。

このような場合、
議論は根拠のない主張や
感情論に陥り、

壊滅的な結果に
至る可能性があります。

論理的思考の欠如

バカの人は、
論理的思考や
論理的な議論の
展開において

制約がある場合が
あります。

彼らは感情や
個人的な信念に
基づいた意見を
主張することが多く、

論理的な根拠や
論点を追求することが
できません。

これにより、
議論は論理の飛躍や
無意味な主張に陥り、

壊滅的な結果を
もたらす可能性が
あります。

相互の尊重の欠如

議論が建設的に
進むためには、
相互の尊重が重要です。

しかし、
バカと頭のいい人の間では、
意見の対立や
知識の格差が原因で
相互の尊重が欠如し、

議論が
敵対的な雰囲気や
攻撃的な態度を
帯びる可能性があります。

これにより、
意見の交換や
合意形成が困難になり、

壊滅的な結果に
つながる可能性が
あります。

以上の要素が
重なることによって、

バカと頭のいい人の議論は
壊滅的な結果を招く可能性が
あります。

建設的な議論に向けて

しかし、
相互の理解や
コミュニケーションの努力、

公平な議論の
ルールの確立などで、

壊滅的な結果を
避けることも可能です。

以下に、
バカと頭のいい人が
議論を建設的に
進めるための
アプローチを
いくつか示します。

オープンマインドで臨む

双方が互いの意見や
視点に対して
オープンマインドで
接することが重要です。

バカの人も
頭のいい人の意見を
真剣に聞き入れ、
理解しようと努力すれば、

より建設的な議論が
可能になります。

言葉遣いとコミュニケーションの改善

相互の尊重と円滑な
コミュニケーションのために、

言葉遣いや
表現に注意を払う
必要があります。

攻撃的な発言や
侮辱的な表現を避け、

相手の意見に対して
敬意を持ちながら
議論を進めることが重要です。

公平なルールの確立

議論の進行において、

公平なルールを
確立することが重要です。

互いに同じ機会を与え、
主張を根拠や証拠に
基づいて提示するよう
努めましょう。

また、
論点の逸脱や
個人攻撃を避けるために、

ルールや議論の
進行方法について
合意を形成することも
有効です。

共通の目的を見つける

双方が共通の目的や
利益を見つけることで、

協力的な議論が
促進される可能性が
あります。

共通の目的に
向かって協力し、

対話を通じて
より深い理解を
醸成することで、

壊滅的な結果を
回避できるかもしれません。

バカと頭のいい人の間の議論は
困難な場合がありますが、

互いの違いを尊重し、
コミュニケーションと
理解を重視することで、

より建設的な
対話が可能となるでしょう。

以上、「バカと無知」に学ぶ
本当に頭がいい人の思考でした。

まとめ

偏差値でみると
頭のいい人と同じ割合で
認知度の低い人が
居ることも分かりました。

この両者が議論をすると
壊滅的な結果を生むのです。

その理由としては

  • 意思疎通の困難

  • 論拠や証拠の不足

  • 論理的思考の欠如

  • 相互の尊重の欠如

などがあげられました。

さらに、
建設的な議論に向けて

  • オープンマインドで臨む

  • 言葉遣いと
    コミュニケーションの改善

  • 公平なルールの確立

  • 共通の目的を見つける

という提案をしました。

離れる対策も

しかしながら、どうしても、
認知能力の差がある
相手との議論が、
難しいこともあります。

もし、
その相手との議論が
重要な議論では、
なかった場合は、

「そうゆう人もいるんだ」と、
知ったうえで
議論をすることは避け

受け流すか、
離れるか、
自分なりの
対策を立てるのが
得策でしょう。

世の中には、
普段生活をしている中で

そこまで
「重要な議論」
というものは、
なかなかありません。

「話し半分」くらいで
真剣に聞かなくても
いいのです。

議論するのに
ふさわしい相手かどうかを
見極めることにより、

あなたの時間を
建設的な時間に
使えるように
願っています。

人は気づけば
いつからでも変われます。

あなただけじゃない。
あなた一人じゃない。

知識は人生の
盾であり矛である。

あなたの歩いた道が
幸せの道でありますように。

ではまたっ。

※橘玲さんの表現をお借りしているので
全体的にバカと表現を使っています。

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