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せっかく地方に住んでいるんだから、バイクに乗ろうよ

初めまして!Neoriders Projectアンバサダーのじゅーむ です!

普段私たちは首都圏の大学生を想定してバイクの魅力を発信していますが、今回は少し趣向を変えて都心以外の地方、特に郊外・田舎の大学生がバイクに乗るとどんなに楽しいか、どんなメリットがあるかということをご紹介します。

郊外・田舎はバイクを楽しむのに向いていて、郊外・田舎の魅力を堪能するのにバイクは向いているということをお伝えしていきたいと思います! 私自身も郊外・田舎の出身です。地方都市に住んでいる皆さん、「自分の街ってなにもないよな」と思ったことはありませんか?私も「うちの周りはなにもない田舎だなー」とずっと思っていました。実際、駅の表は田、裏は山という典型的な田舎でした。

でも、バイクに乗るようになってから私は、自分が住む地方も他の地方も魅力であふれているということに気づきました。なにもないと思われている地方でもバイクの免許を取って乗って走れば素晴らしい体験をすることができるのです。

私が感じるバイクの乗り物としての魅力については、こちらのnote記事でも詳しく解説したので、良ければご一読ください。

通勤・通学が楽に・安くなる

ここまではバイクの趣味性や感動体験に着目して地方×バイクのシナジーを語ってきましたが、地方だと日常生活でもバイクを重宝することになると思います。

特に電車やバスの定期代は、大学四年間での積み重ねを考えると小型二輪に乗った方が安く上がるかもしれません。

皆さんは電車やバスの定期代に年間いくらかかっていますか?

私は現在バイク通学なので、単純なガソリン代だけで年間5000円以下ですんでいます。高校時代は郊外から名古屋の国立大学附属校に電車で通っていたため、1年で10万円以上かかっていました。大学も4年間同じ学校まで電車で通うとなると、47万円もかかることになります。

一方で小型二輪であれば車両が中古で20万円、免許が(普通自動車免許をあらかじめ持っていれば)6万円〜10万円、税金や保険、ガソリン代などの維持費が年間3万円程度なので4年間で計42万円ほどと、実は小型二輪を買う方が電車代より安く上がるケースもあります。

大学まで通うのに、地方の大学ではバスや電車が一般的だと思いますが、バイクなら通学がかなり楽になります。公共交通機関が不便なことって結構ありますよね。駅までが遠い、終電が早い、路線網が貧弱、路線本数が少ないといったことに心当たりある方も多いのではないでしょうか。また、電車の場合は家から駅まで歩いたり、駅で電車を待ったり、満員の電車に揉まれたり、駅から学校までまた歩いたりバスに乗ったりと通学に複数のプロセスを抱えるので結構大変です。

その点バイクだと家を出てバイクに乗ったらドアtoドアで目的地まで行けるため、電車より楽であると考えます。(道中にヘルメットの中で一人カラオケもできますw)

また、決められたルートを通る電車よりもバイクは最短ルートを選べるので、人によっては通学時間を大きく減らすこともできるでしょう。車社会の地方だと学校帰りの寄り道の選択肢も電車よりバイクの方が多いかもしれませんね。

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一方で、バイク通学の懸念事項として天候に左右されることがあるとも思います。私の場合一枚着れば解決する問題なので、正直そんなに気にならないと思います。防寒、熱対策に関しても様々な対策方法があり、私の場合あまり問題とならないことが多いです。バイトを週6で1年半ほど勤務していた時期がありましたが、暑さ、寒さで苦労したことは全然ありませんでした。

また、バイクに乗ることでバイトの選択肢が大きく広がります。公共交通機関や自転車だけで行ける範囲では、バイトの選択肢はそんなに多くないと思います。しかし、バイクに乗るとバイト先の選択肢は大きく広がります。近所すぎて知り合いがいじりに来ることもないでしょう。

私は片道10kmの飲食店で働いていましたが、近場より時給や仕事内容が良い職場で、ガソリン代も交通費として支給されていました(それも計算方法の都合上、バイクは車より燃費が良いため少し多めに支給されていました)。また同じ市内でも地域性が少し違う街だったため、自分の高校時代の友達とは全く違うタイプのバイト仲間に出会い、非常に面白かったです。

バイクに乗って行動範囲を広げられれば新たな選択肢、新たな出会いも増えて高校時代より格段に刺激の多いバイト生活ができるかもしれません。

地方に多いツーリングスポットを巡る事が出来る

日本には自然の織りなす絶景が各地にあります。長野県のビーナスライン、愛媛と高知県境の四国カルスト、天空の林道など、正直各県に一つ以上はおすすめしたいスポットがあるのですが紹介しきれないので、とにかく日本は景色の多い土地が多いということだけご理解ください。

そういった景勝地や絶景道路は、首都圏や都市部よりも断然、地方都市や山間部にいっぱいあります。そして、そんな絶景を最も楽しむことができる乗り物がバイクだと私は考えます。

ビーナスラインで撮影した動画をご覧ください。

景色を車の窓ガラス越しに眺めるのではなく直接見て、体中で自然を感じていると、タイヤで地を這っている感覚が薄くなってきて、段々と空を飛んでるような気分になります。恐らくドローンに乗って低空飛行しているような感じに近いと思っていて、このような経験ができるのはバイクだけではないでしょうか。

また、ゲームやテレビといったバーチャルな娯楽と比べて、バイクはリアルな体験です。私は高校時代まで断然インドア派で、旅行も嫌いという筋金入りでしたが、バイクで出会った絶景、リアルな経験は自分の人生のこれまでどの感動とも異なる、全く新しい感動でした。 身体中で自然、絶景を感じる感動を是非皆さんも体感してみてください!皆さんが「なにもない」と考えている田舎にも、そういった絶景が充実しているかもしれませんよ!

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田舎の何気ない山道 がバイクだと楽しい

地方都市を峠を越えて結ぶ幹線国道として、江戸時代の旧街道が数多くきれいに整備されています。市街地の国道は開発が進んで信号や交通量が多く走りにくいと思います。一方で、山間部の峠や川沿いの国道は信号も交通量も少なく、バイクで走ると開放感、旅人感、そして何より全てを忘れて全身で自然の迫力を感じられ、素晴らしい休日を過ごせます。

地方都市や郊外では少し市街地を抜ければすぐに走りやすい国道に出て、そのまま走っていけば簡単に少し遠くの街、隣の県まで足を伸ばすことができます。

田舎の道は都会のように魅力的な大型商業施設や馴染み深いチェーン店、観光地などはなく、ただ田んぼや森、川に沿って走るだけかもしれません。そんな道を走っても何が楽しいのかイメージが湧かない、あるいは「車で走ったことあるけど楽しくなかった」という方もいると思います。

しかしバイクではどうでしょう。バイクは車より圧倒的に見晴らしがよく、自然の迫力、生命感を全身で感じることができ、何気ない道でも非常に刺激的なのです。

バイクは歩くときの10倍以上の速さで景色が流れていきます。つまり歩くときの10倍以上の膨大な視覚情報が脳に流れ込むということです。脳は流れていく景色を処理して運転するのに手一杯でほかのことを考える思考の余裕なんて少しもありません。言い換えると頭の中は流れていく自然の情景でいっぱいで、不安なことや嫌なことを考える余地もなく、自然の落ち着きと開放的な爽快感、スピードの高揚感で満たされるのです。

ゲームに没頭している時の感覚がこれに近いような気がしますが、バイクはバーチャルな体験ではなくリアルな体験であるため充足感が段違いです。私自身、高校時代はインドア派でゲームに没頭していましたが、バイクに乗るようになってからゲームは物足りなさを感じ全然しなくなりました。この脳が自然の情景で支配されるような感覚が、バイクに乗る一番の魅力だと私は思います。

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東京在住のバイク乗りがこういう道を目指すには、コンクリートジャングルの渋滞を抜けなければなりませんが、田舎や郊外に住む皆さんは渋滞に苦労することなく意のままにバイクを走らせることができます。私は元々インドアですが、バイクに乗るようになって、様々な地域を訪れて自分の世界が広がっていく経験をしました。

バイクに乗って自分の知らない地域、つまり自分の知らない「日本」を実際に見て回ってみると「日本」の理解・解像度がより上がって鮮明になっていく体験ができます。そういった新鮮な刺激を得ることができるのも、時間的に自由度の高い大学生ならではの経験だと思います。地方在住の方はバイクを楽しむのに非常に適した環境ですので是非一度ご検討ください!

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最後に

今回は地方×バイクということで田舎・郊外に住む人に向けてバイクをアピールする内容となりましたがいかがでしたでしょうか。私自身郊外の出身ですがバイクに乗るようになってから自分の人生が劇的に変わり、また日常の交通手段としても非常に役立っているので、自信を持って地方在住の方にもバイクをおすすめしていきたいと思います。

免許取得がこれからという人は、夏休み期間中に取りに行かれてはいかがでしょうか。バイクに乗って、大学生の今でしか味わえない新たな感動を得て楽しみましょう!

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