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『人は、なぜ他人を許せないのか?』

最近、こちらの本を読みました。

『人は、なぜ他人を許せないのか?』(著:中野信子)


以前からこちらの本を知ってはいましたが、読んでおらず、noteにて #読書の秋2021 の課題図書になっていたので、良い機会だと思い、本書を購入し読んでみました。



SNS上で誹謗中傷があふれる昨今。

この本では、脳科学者の中野信子さんが、脳の仕組み的になぜ他人を攻撃してしまうのか、そして日本人が特にその状況になりやすい理由を教えてくれます。

以下、本書からの引用です。

・人の脳は、裏切り者や、社会のルールから外れた人といった、わかりやすい攻撃対象を見つけ、罰することに快感を覚える。
・他人に「正義の制裁」を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物質であるドーパミンが放出される。この快楽にはめると抜け出せない。

脳の仕組みを事前に知っていたなら、他人を無闇に攻撃せずに踏みとどまれるかもしれません。そして仮に、自分が誰かに傷つけられたとしても、脳の仕組み的に仕方ないことだと捉えることが出来たなら、不必要に傷つくことも減るかもしれませんね。


この本は、人を攻撃しがちな我々日本人の必読書だと思いました。

気になる方は読んでみてください。



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