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【4/21 朝市 出店者】株式会社 空から蝶〜蝶絶体験〜 インタビュー

空から蝶さんが出店する 4/21(水)朝市のチケットはこちら

ー出品する商品を教えてください。

商品はその名も「蝶絶体験」です。

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誰でも部屋で簡単に、旅する蝶アサギマダラを幼虫から羽化まで育てられる飼育キット。羽化したら空へ放します。

ー商品が生まれた経緯を教えてください。

人と自然を繋ぎたくて、箕面こどもの森学園というオルタナティブスクールで、「空から蝶を呼ぶ場所づくり」という環境教育プログラムをさせていただいたのがきっかけです。会社名も、そこから「空から蝶」になりました。

01 pt 開発者の写真 210215  サムネ 道端 のコピー

なぜ、このプログラムをやりたかったかと言うと、蝶は、種類ごとに食べる植物が決まっています。例えば、モンシロチョウはキャベツ(アブラナ科)、アゲハチョウはミカンやサンショウ(ミカン科)といった具合です。これらを食草といいます。
そして、食草が生えていると、どこからともなく飛来します。その植物に卵を生むためです。いろいろな蝶の食草を植え蝶を呼ぶ庭を、バタフライガーデンと呼びます。

02 pt 商品写真

そして、やはり一番大好きでロマンのある旅する蝶、アサギマダラを呼んで、子供達に見せたかったのですが、市街地では、年に1回、10月ぐらいにしか、見れるチャンスがなく、なかなか見せれないと思ったのがきっかけでした。

どうしても見せたかったので、豊臣秀吉の「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう 」ではないですが、逆の発想で、子供達に育ててもらい、空に放とうと着想を得たのです。

03 pt 作り手しか 生まれたて 00 IMG_5841

着想を得てから発明するまでは1年ほどでした。(頭の中で思い描いたことが全部うまくいったのです。)
ですが、そこから改良に5年もかかりました。これは、「いかに高い確率で羽化までを見てもらうか?」のための改良でした。

ー商品の特徴やおすすめのポイントを教えてください。

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オススメポイントは本当に沢山あります。
例えば、
・空に放すことがゴール(そこから地球とのつながり感が生まれる。というロマン)
・簡単に飼育できる(葉っぱをちぎって入れるだけ)
・羽化した成虫はとにかく美しい
・奇抜な幼虫から宝石のような蛹、美しい成虫へと変化の高低差が著しく、驚きの閾値を超える
・蝶を触ると手につく粉(鱗粉)で蝶を嫌いになる人が多いですが、アサギマダラは粉がつかない
・日本中を旅する蝶である(というロマン)
・日本だけでなく、ヒマラヤなどの高山地帯にも生息するアジアの風である(というロマン)

今でもこの蝶しかなかったと思っています。

ーこの商品で、どんな暮らしを提案し、そして、どんな未来を手に入れて欲しいですか?

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自然と共に生きている感覚をゲットしてもらいたい。地球のいろんなメンバーとこの”今”を生きている奇跡を思いながら日々暮らすようになること。豊かだと思います。

ー商品やプロジェクトは、今後どうなっていきますか?

キットは、全国の幼稚園や小学校に普及させたいと思っています。
キットを体験した子供達や、各地のいろんな大人が、アサギマダラを呼ぼうと、校庭や、庭やベランダで植物を育て始めて欲しい。そして、庭に蝶がやってくる喜びを、全国各地の人と分かち合いたいです。

株式会社 空から蝶
道端 慶太郎

URL:https://sorakaracho.com/mushimuco/
youtube:https://www.youtube.com/channel/UCcNhj1Kf8zLX1EtQoDrArQw
Instagram:https://www.instagram.com/sorakaracho
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物心ついた時から生き物を追いかけて過ごす。北大農学部を卒業し、DNAの研究をしそうになるが、やはり、自然の中にいる、目に見える生き物が好きだと、自然環境調査の仕事に就く。全国で調査し、幼少期に図鑑を見て憧れていた生き物に会う、夢のような仕事であったが、生き物が減っていく様子を目の当たりにし、13年程調査した後、人と自然の共に生きる社会を作りたくて退社。その後、旅する蝶アサギマダラの飼育キットを開発。




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