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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿58

米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第58回全文無料で皆さまにお届けします。

🍅🍅

弟子のNEOさんへ
アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。


@jrttkyjpn


録音 スペース

 2022年11月27日(日曜日)↓↓↓↓↓↓



12月18日(日曜日)17時~第2回、スペース


第57回から続く


FOMC50ベーシスポイントの金利引き上げ

ウォール・ストリート・ジャーナルのニック・ティミラオスさんがシェア下くださいました。ウォール・ストリート・ジャーナルのニック・ティミラオスさんのコメントからの引用です。~「ほとんどのFOMC参加者2023年5%から5.5%の間で、金利の引き上げが終わると見ている事が示されています」~引用終


これは、ドットプロット=「金利予測分布図」「点で示された図表」です。
FOMC(米連邦公開市場委員会)終了後に公表される政策金利見通しです。
FOMC(米連邦公開市場委員会)参加者によるフェデラル・ファンドレート(政策金利)予測のドット(点)を分布したチャートで、その特徴として、点を時系列で結ぶと将来予想される政策金利の経路が線として浮かび上がる形のものです。


(追加で)0.75%の金利引き上げが必要


同じく、ウォール・ストリート・ジャーナルのニック・ティミラオスさんがシェア下くださいました。


ニック・ティミラオスさんのコメントからの引用~「失業率の予想に対するタカ派的な修正~ほとんどの金融当局者は、2023年末までに失業率が4.6%もしくはそれより高い水準に上昇し、その後4%超くらいの水準に留まると予測しています。」

「ほとんどの金融当局者は、来年の金利引き上げに関して、少なくともさらに(追加で)0.75%(75ベーシスポイント)の金利引き上げが必要であると(考え)描いています」

金利の引き上げについては~これまでの寄稿で繰り返し述べて参りました、僕自身が現在のベースケースシナリオとしている「ゴールドマン・サックスのチーフ・エコノミスト、ヤン・ハチウス氏らが示しておられる、2月3月5月にそれぞれ25ベーシスポイントずつの金利引き上げ」という見方とおおかた今の時点で、おおよそ合致していると思います。まあ、タイミングは、別と致しましても。その時になって見ないと分らない部分もございますので。

いっぽうで、失業率については~これもこれまでの寄稿で繰り返し述べて参りましたが、CNBCがウォール街のエコノミスト、ストラテジスト、アナリスト、合計35名の方々からアンケートの回答を得た「FRBが金利を引き下げる条件となる3項目のうちのひとつ失業率5.3%

この数字よりは、結構低いですね。この時の調査では、金利を下げるタイミングとして2023年の11月があげられていて、今も市場はそう見ていますが、
前述「ほとんどの金融当局者は、2023年末まで失業率が4.6%もしくはそれより高い水準に上昇し、その後4%超くらいの水準に留まると予測しています。」という事から、この部分に関しては、アメリカの多くのプロフェッショナルの投資家景気後退を避ける事ができると考えている事、ソフトランディングシナリオを採用している人達が多い事が頭に思い浮かびました。

金利を下げるタイミング2023年の11月、市場がどうしてそう見ているのか


金利を下げるタイミングとして2023年の11月があげられていて」というこの部分、どうして市場はそう見ているのかなどにつきましても、次回第2回のスペースで、市場がどうしてそう見ているのか、その根拠について、ややこしい話を分かりやすく、ご説明致します。もし、ご興味がございましたら、是非、聞いてやってください。スペース、どうぞよろしくお願い致します。(笑顔)

これらのプロフェッショナルの投資家は、今後のコーポレート・アメリカの企業業績、企業収益・企業利益に対して、非常に警戒感を持って見ている事も事実です。僕も、金利引き上げ、金利上昇局面における株価収益率(PEF)の縮小、企業収益・企業利益の今後の下方修正、そこからの市場のリプライシング(価格調整・価格の再設定)について最も注意を払っております。これまでと何ら変わりはありません。


パウエル議長   ハッチンソンセンター 11月30日

パウエル議長~「過去2回のCPIレポートは物価上昇月次ペースの推移において歓迎すべき減少を見せてくれている。インフレが持続的な下降経路をたどっているという自信・革新を持てるようになるには、実質的にもっとさらなる証拠が必要だ」

僕の個人的な感覚ですが、11月30日ブルッキングス研究所ハッチンソンセンターパウエル議長がスピーチされた折「私の同僚も私も引き締め過ぎたくはない」とおっしゃったのは、これは、今回の利上げ幅、話題に上っていた75ベーシスポイントを50に持ってくるため、それを世間や市場によく知らせるためのコミュニケーション、そこにまず優先順位をおいてのコミュニケーション上のニュアンスだったんだろうなと。

「これまで行ってきた利上げの効果を見たい」ところから、「今回も50ベーシスポイントもの幅、金利を引き上げて」そして、今後についても「ほとんどの金融当局者は、来年の金利引き上げに関して、少なくともさらに(追加で)0.75%(75ベーシスポイント)の金利引き上げが必要であると(考え)描いています」
これらが示してくれるインプリケーション(示唆・暗示)は、
最速の引き締めペースのもと、「FRBはしっかりとインフレ抑制に向けて仕事を継続して行き来ますよ。利上げ継続してに対してしっかりした姿勢を持っていますよ」という姿勢を明確にしたものであると考えています。

2%インフレターゲット変更について考慮するつもりはない

パルエル議長は、FRB2%インフレターゲット(バーナンキ元議長当時、バーナンキ元議長が設定したターゲット)について、「いかなる状況下に置いても、その(2%インフレターゲットの)変更について考慮するつもりはない」と、今回、明言されておられました。


FOMC後に会見するパウエルFRB議長


第59回へ続く

最後に …

これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連note


私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です

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