サッカー指導歴7ヶ月目の大学生 #8

雪がちらつくほどの寒気が押し寄せた日の練習は自分も練習に自然と入りたくなるほど寒かったです。

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テーマ:「ドリブル」

◎TR①
ドリブルドリル
・片足インアウト(左右)
・両足インアウト
・両足アウトソール
・ダブルタッチ

◎TR②
・ドリブルシュート(コーン障害)
key:
・ボディフェイク
・軸足の踏み込み
・アウトサイドのタッチ

◎ゲーム


今回の練習のテーマは「ドリブルにおける相手との距離」としました。今回は、前回の練習の楽しそうな子どもたちの様子を見てエンターテイメント性を忘れず、更に従来僕が抱いていた疑問を解消するための練習にしました。

小学校低学年のサッカーの試合のあるあるの一つとして「団子サッカー」ということが挙げられると思います。これについては、多くの識者や現場の方から賛否両論あると思いますが、僕は否定的な立場です。

もちろん、団子サッカーにも一つの魅力があると思います。しかしながら、団子サッカーを経なければいけない理由は何一つないと思います。

そもそも子ども達はどのような心理で団子を形成するのでしょうか。
それは、「1秒でも長くボールに触れたい!」という事でしょう。もちろん、そのようなメンタルは絶対に必要ですし、どの年代でも必要だと思います。しかしながら、団子サッカーの結果、それら以外よりもボールに触れる機会は増えるのでしょうか。僕は増えないと思います。

そうであるならば、幼少期からサッカーの原理原則を定着させ、「チームでサッカーをする楽しさ」を知って欲しいと僕は思います。「チームでサッカーをする楽しさ」とは、時には自分を犠牲にすることがあるかもしれないけれども、その結果、仲間の良いプレーによってゴールに結びつき、共にその感動を分かち合う事だと思います。

日本には「守破離」という素晴らしい言葉があります。
まずは型を覚え、少しオリジナリティを加えて、新たなものを生み出す。
人間は、知っていることの中からしか考えられないからこそ、まずは一つでも多くのツールを渡す。
そして、試合で自分の持てるツールを自由に使えるように練習する必要があります。

ここが指導者及び教育者の腕の見せ所だと思います。
教育者としての自分の価値をここに見出しながら、今日も子ども達に真剣に向き合います。

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