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あまりに都合のいい巡り合わせ

こんにちは、フリーランスでイラストやデザインやってます、nenneです。
今年の目標の一つに、noteを年間6本あげるというものがあります。現在4月も頭ですが、これが一本目です。なんということでしょう。

と、note事情はこんな感じではありますが、実は最近ちょこちょこと文章を書いています。
また改めてしっかり告知をしたいのですが、5月19日開催の文学フリマ東京に出店することになりました。そのための友人との合同誌など執筆中です。
本を作ること、対面イベントに出店することは、わたしにとって大きな目標と憧れでした。
特に本を作るというのは20年ほどこっそりと抱え続けていた夢で、いつか自分の文章とイラストの本を作りたいと、漠然とそんなふうに考えていた時期があったのです。それは具体性を持たないまま、心の片隅にずっと仕舞ってありました。
ふわふわ実体のない雲のような目標を実現に移すイメージが湧いたのは、今年の1月にインテックス大阪の同人イベントに一般参加したとき。友達が出店するというので、人生初めての同人イベントに参加して、あまりの熱量に驚き。まさか個人で本を出す人がこんなにいて、それを求めてくる人がこんなにいるなんて。存在としてはもちろん知っていたのに、リアルに目の前に広がる光景はまさに圧巻。
わたしもやりたい。びしゃっとアドレナリンの出た脳みそで思いました。

本作りたい。作った本を誰かに読んでもらいたい。でもどこでどうやったらいいのか。二次創作じゃなくて、zineやエッセイを作って読んでもらえるところはどこだろう。デザフェスやマルシェではしっくりこない。グッズじゃなくて、もっと本をメインに扱えるところ。
帰り道、体温の上がった心臓と脳みそを持て余しながらぐるぐる考える。

その翌日、かねてより約束していた大学時代の友人とランチをしていた時、あっさりと答えが目の前に差し出されました。
「文学フリマに出たいねんな」
ぽっと出てきた友人のその言葉に、文学フリマってなに?!と食いついたのは言うまでもない。あまりに運命的。その場でライターの彼女と一緒に申し込むことを決めました。わくわくの熱量が背中を推して、その日のうちに一緒に作る題材を決めて、本のタイトルなど具体的なことまで固めました。

またまたタイミングのいいことに、翌週末には隣県京都で文学フリマが開催されるというではありませんか。 年に一度の京都での開催に、こんなにぴったり好機が重なるなんて、こうなるとちょっと恐ろしい。
実際に足を運んだ文学フリマはとても楽しかった。当たり前だけどインテックスのイベントとは毛色が違った。あそこも素晴らしかったけど、わたしが実現したい本はこれだと思いました。自分の思いや、感情や、暮らしや、仕事について自由に綴られたたくさんのエッセイや詩集。わたしが目指したいものがそこには溢れていました。
たくさんの作家さんの本を手に取り、製本や印刷の参考にもとてもなりました。
作り手のこだわりの詰まった紙の本…!なんて素敵なことか…!
ずっしりと重くなったエコバックを抱えて、幸せな気持ちで帰路につきました。

今回の巡り合わせ、偶然と言うにはあまりに全ての歯車が噛み合いすぎてて。前向きに行動をしていると、時々人生にはとんでもないご褒美が降ってくるんだな、と思いました。
さて、楽しいイベントに向けてただいま絶賛準備中。計画が立ち上がった頃はまだまだ先と思っていたのにもう来月なんて。いよいよ現実味を帯びてきて、わくわく以外に焦りも背中にのし掛かります。さて、さて、今日も書きましょう。

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