◆シングルファザーに恋してる
出会いは突然。
目の前で大声で叫ぶ彼がいた。
何を言っていたかは分からない。
少し離れた場所で、ぼーっと立ってる私の目の前で、
何かを叫んでいる。
(誰かいる・・何を叫んでいるんだろう)
そう思いながら声の方を見てみると
薄暗い部屋の中でうっすらと顔が見えた。
(あ、なんかかっこいい人がいる)
その瞬間、ちょっとだけどきっとした。
「おい、ありさ!お前そこに座れ!」
マスターに言われるがまま、私は彼の隣に座った。
「こんばんは」
隣で顔を合わせた瞬間
私は彼に一目惚れをした。
* * *
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