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日記 1214-1231



12/14 木

考えないことが最善、ということもある。
日々のちいさなちいさな不安とかはそれがいちばん。

昼にのんだ缶コーヒーは美味しくなかった。

夜、クレイジージャーニー。生と死の境目がないことで死のこわさは無くなる。こわいものがひとつ減るだけでたぶん、生きる喜びはそのひとつぶん以上に増しているはず、とトラジャという場所のお葬式及びお盆を見ておもう。


12/16 土

内見。どれも似ているから選び難い。次の生活を思い描く。あまり悪い未来は見えなくて、なにがあっても大丈夫と思っているけれど、これはやっぱり浮かれてるってことかなあ。

「恋せぬふたり」が面白い。
恋をしない、恋ができないことを軸にした非ラブストーリー。生まれ持った家族ではないだれかと、新たに家族をつくることの意味ってなんだろうか。家族を選ぶことができる、家族の定義やあり方を1からつくってゆける、というのは大きな意味になり得そうな気がするけれども、どうだろうか。

「恋愛は流動的なものなのに全人類に当てはめることのほうが無理な話」というのは恋にまつわる創作物が大好きなわたしとしては、だいじに、忘れないように。


12/19 火

髪を切る。久しぶりにワイドバングのぱっつんのおかっぱである。大丈夫?これ似合ってる?



12/20 水

子供がよくやる髪型だよね、いいとおもう!と言われる。褒められたからいっか。

いちご大福食べて、柚子湯に浸かる。冬だぞ〜〜〜

「映画講義 ロマンティックコメディ」を読んでいる。年代ごとのロマコメとその特徴、ロマコメの型、ロマコメのつくりかたなどなどが書かれている。好きなものを分解・分類・分析する作業を読むのってとてもわくわくする。


12/23 土

朝、とても可愛いらしい缶に入ったクッキーをもらう。ありがとうマイサンタクロース!!

本日、クリスマス前夜、水色のニットに白いコットンパンツの組み合わせはお気に入り。

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」をみた。ウンパルンパがヒューグラントで驚く、こういう役もやるんだ!ウンパルンパなのに、軽妙洒脱でモテそうなのが大変にキュート&チャーミング。いてほしい時、きてほしい時にちゃんと来てくれるのに、あくまで自分都合で動いているのが粋でかっこいいヒーローだった。

ウォンカとウンパルンパ


12/24 日

クリスマスなので、クリスマスっぽいところへ、ということで有楽町銀座辺りへ。キラキラ、ツリーが飾られていたり、いろんな場所でクリスマスソングが流れている。

ぶらぶらと、ふらふらと、目的もなく、今年はその雰囲気をたのしむだけにして、家に帰った。帰り道に、お寿司とケーキを買う。家でM-1をみながらたべた。令和ロマンとヤーレンズ、さや香が決勝戦に残る。小道具もなんにもなしに、登場人物の容姿が、人となりが、浮かび上がってくるのだから不思議だ。おもしろかったなあ。



12/25 月

とても寒い日。自転車に乗っていると、空気に触れる部分から、つめたさが入り込んできて、じわじわと体が固まってゆく感覚。水はこんな風にして氷になってゆくのだね。

シンプルに心にぽんと浮かんだものを信じてみる。「ぽん」と、いとも簡単に出来上がったようにおもえるものでも、そこにはたくさんの思考と理由があるから安心していい、ととても信頼できる人に言ってもらって、きょうはすごく晴れやかな気分。


12/28 木

帰省。なんとなく静かな実家。父と母、そしておばあちゃんの年齢のことを思う。でもおばあちゃんは元気そう。元気、というか丈夫そう。おばあちゃんに刺繍キットをプレゼント。寒くて外に出るのが億劫すぎる東北の冬、すこしでも暇つぶしになればいいな。

夜、豆腐を消費してほしいとのことだったので麻婆豆腐をつくる。豆板醤を入れすぎてすこし辛い。おばあちゃん咳き込む。(ごめんよ( i _ i ))ごはん食べるときはいつもこうなるのよ、と気遣ってくれる。ほんとうに優しい優しいおばあちゃんである。




12/29 金

昨日の夜、「アダプテーション」をみる。中年の拗らせを拗らせたまま終わる物語が好きだけれども、これは主人公・中年、少しの成長と希望を持って終わる。不思議な映画だ、わからない部分も多いけれど、その分からなさを愛せるくらい、大好きな映画になる。「her」も大好きで、この監督は何者?と気になったので、いろいろ調べてたら午前中が終わっていた。

午後、犬、郵便局の配達員に吠える。配達員は笑顔で、窓越しに必死に吠える犬に手を振る。配達員のいつものルーティンなんだな、郵便を届けて、灰色の小さな犬に手を振る。我が家ながら、ここはすごくいい時間が流れている場所です。



12/31 日

録画してた音楽番組をみる。
おんなじひと、おんなじ曲を何度も聴いている。音楽番組って最近すきだ。みんなが知ってる曲をみんなと一緒に楽しめている気がして、いいね。それにしても、YOASOBI、ado、NewJeans、ミセスグリーンアップルを流さない音楽番組ってない。

こたつに入って、今年みた映画をノートにまとめ、わたしアカデミー賞を開催してみたよ。

👑

作品賞「バートンフィンク」
ロマコメ賞「パンチドランクラブ」
もう一回観たい賞「君たちはどう生きるか」
食事シーン賞「ファントムスレッド」のhungry boyなイングリッシュブレックファスト
音楽賞「午前4時にパリの夜は明ける」のI Wanna Discover You/She Male

ほかにもいろいろ賞をつくる。ひとりでアカデミー賞を開催すると好き勝手に賞を与えられてたのしい、嬉しい。

来年は読了本も記録しておくぞ。


さようなら2023!

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