婚約期間が長過ぎて彼の友人たちに怪しまれた話
彼からプロポーズされた時、もともと結婚するつもりで付き合っていたので、もちろん断る理由はなかった。
だけど、私の返事はこうだった。
「はい。よろしくお願いします。
でも、すぐには無理です。
ちょっと待ってください。」
彼からのプロポーズは、
シチュエーションもタイミングも
絶妙に微妙だった。
シチュエーションについては今回は置いておくとして、タイミングは本当になんていうか、
…今……???
と思わずにはいられなかった。
゚・*:.。.♡.。.:+・゚❀゚・*:.。
時は少し遡り、
その年の春、父が体調不良で入院した。
詳細は伏せるが大病ではない。
1週間ほどで退院したものの、その後の父は少し弱って丸くなったように感じた。
父が退院した少し後、
当時ひとり暮らしをしていた姉からのメールで父は固まった。
「突然の報告でごめんね!
6月◯日にアメリカ人と結婚する事にしました。
事情があって時間があんまりなくて。
その辺の事も含めて今度話したいので
近々彼に会ってください。
また連絡します!」
ざっくり言うとこんな感じの内容だった。
父は固まり、返事を打つのに2時間ほどかかっていた。
その後慌ただしく、
姉のダーリン(白熊🐻❄️)が挨拶に来て、
姉は🐻❄️の家に引っ越し、
そして結婚した。
この事は当然、私は彼に話していて、
我が家がどんな状況かも、理解してくれていたはずだった。
それなのに、
姉が結婚したわずか14日後、
彼は私にプロポーズした。
何故このタイミングで…
親に話すのめちゃくちゃ気まずいんですけど……
どんなにタイミングが微妙であっても、隠すことではないと思ったので、私はその日、帰宅してすぐに父に伝えた。
父はとても複雑な表情をして、
「………日本人?
…そうか、良かった。…おめでとう。
じゃあ、都合の良い時に連れておいで。」
と言ってくれた。
なんかとてもかわいそうだった。
父は頑固で古い考え方なところがあるので、私は昔、父が生きている間は結婚できないのではないかと思っていた。
しかし、
日本人なだけで平均点はもらえた気がした。
姉のおかげでハードルが低くなっていた。
ありがとう姉。
当時のスケジュールはこんな感じだ。
5月 姉のダーリン🐻❄️が挨拶に来る
6月 姉、引っ越し&結婚
6月 彼からプロポーズ
7月 彼が挨拶に来る
7月 彼の実家へ 親族に挨拶(福岡)
9月 式場探し&決定
のんびり結婚準備が始まる
11月 両家顔合わせ&略式の結納
翌年3月 姉&🐻❄️結婚式
6月 再び彼の実家へ 親族に挨拶
8月 彼が先に新居に引っ越し
9月 私引っ越し&入籍&結婚式&新婚旅行
婚約期間は1年半あった。
彼は会社の同期の飲み会で、
「婚約期間が1年半なんて長すぎる。何か良からぬ理由があるんじゃないか。」
「本当はまだ結婚したくなくて遊んでるんじゃないか。」
「実は結婚を辞めたくて時期を見計らってるんじゃないか。」
(実際に結婚が破談になった同期がいた)
などと友人たちから言われたらしい。
まるで私が悪者みたいじゃないよ。。
結局は姉と同じ年に結婚式をあげる事になってしまったのだが、なるべく間をあけたかったので11月頃を希望したけど彼に却下された。
台風が心配だから嫌だと言ったのに、遅くても9月だと言うので、9月の最後の週を希望したけどそれも却下され、中旬過ぎになった。
何でか知らんが
とにかくめちゃくちゃ急かされた。
案の定、夕方からの式だったが午前中に台風が過ぎたばかりでお天気は荒れ模様。
ロールスロイスのオープンカーでみなとみらいを一周してから披露宴会場に現れる演出は中止になった。(中止になって良かった)
夜には雨が上がり、後半で予定していたデザートビュッフェは予定通り中庭でできた。
式の次の日に出発した新婚旅行はヨーロッパだったので、結構な寒さだった。それを考えると、この時期でちょうど良かったのかもしれない。
゚・*:.。.♡.。.:+・゚❀゚・*:.。
彼が私にプロポーズした時、
私は23歳だった。
社会人になってやっと1年経ったところだ。
婚約期間の1年半を経て、約束通り結婚した。
それでもまだ24歳だ。
特に良からぬ理由があったわけじゃないし、
遊びたかったわけでもない。
ただなんとなく25歳くらいで結婚できればいいかなぁと思っていたし、本当は姉の結婚式とも年をずらしたかった。
ただただ、
彼のプロポーズが早過ぎた。
それだけだ。
🐈⬛ … 👰🏻
何であんなに急かされたのか
いまだに良くわかりません。
ある程度勢いは必要なのかもしれませんね。
「30歳までに子供が欲しい」と言った彼の希望を叶えた形でした。
まだまだ若かった私と結婚した彼には、一生可愛がっていただこうと思います。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました💍
【本日のヘッダー写真】
ロールスロイスのオープンカーで走る予定だったみなとみらい
心から感謝します。 Thank you from the bottom of my heart.