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「ノート買わないチャレンジ」が楽しくて実益を兼ねていたという話

ノート類、際限なく増えがち。
そもそも文房具は増えがち。ボールペン、クリアファイル、付箋など、油断するとなんかめちゃ増えてる(近年になってようやく増やさないことを習得した)
小さかったり薄かったりするこれらはともかく、ノート、なかなかスペースを取る。いわば紙の束だから「何も書かれてない本」みたいなものだし。

わたしはふだんクロッキー帳をノート・メモ帳がわりにしていたのだが、この春めでたく使い切った。というわけで「新しく買うか〜」と思っているタイミングで、使いかけのノート数冊が目に止まった。
「まあ大したこと書かないし、先にこちらを使い切るか」と思い、余ったノートを使いはじめたところ、だんだん「ノート買わないチャレンジ」へと変化していった。

もともと、「裏紙等をメモ用紙として再利用」というようなことはふだんからしていたが、せいぜい「ミスプリントの裏面」や「自宅ポストに投函されている片面印刷のDM」くらいであった。
しかし、今回の「ノート買わないチャレンジ」により、だんだん「メモ用紙に使える紙探し」が白熱していった。その結果、我が家には上に挙げたもの以外にもメモ用紙に使える紙がたくさんあることに気づくこととなった。そしてこの「紙探し」が、体感として意外と楽しかった(ときどき「何やってんだろ……」と思うこともあったが)

メモ用紙に使える紙の例(一部)

  • 「デザインが好き」と言う理由だけで買った(そして使わず仕舞い込んである)メモ帳やミニサイズのノート

  • もう学び直さないであろう分野の学生時代のレジュメや書籍・論文のコピー(いざとなれば取り寄せれば良い)

  • 同じく学び直さないであろう、仕事の勉強用にコピーした資料類

  • 余った漫画用紙(大昔、少しだけ漫画を描いていた)

  • 全部飲み終わった処方薬の袋(ちなみに糊をはがせば内側も使える。引かれるかもしれないと思うが書いちゃう)

  • なんかサラサラしてて筆記向きの紙全般(包み紙とかも使っちゃう。これも引かれるかもしれないが(以下略))

種類によっては一見「ほぼゴミ」である散らばった紙類をフル活用し、いろんな紙類や使いかけのノートをどんどんつぶしていくのはなかなか楽しかった。使い終わったらまとめて資源ごみに出すという締めも含めてよい。さっぱり。

これを繰り返していたら、いまや自宅に筆記用の紙やノートの類がほとんどなくなりつつある(むしろ困る)。気づけば最後にノートの類を買ってから8ヶ月ほど経っている。

気まぐれではじめた「ノート買わないチャレンジ」であったが、今振り返ると意外と良いことが多かったので書き出してみる。

「ノート買わないチャレンジ」でよかったところ

  • 紙をどんどん消費したくなる→勉強が捗る(簿記2級に合格したよ!)

  • 使い終わった紙の山を見ると達成感を得られる。ノートを一冊使い切ったときよりも視覚的に達成感が大きい(気がする)

  • 「もの(ここでは紙)を使い切る」ことからも達成感を得られる

  • 捨てるのに精が出て部屋がスッキリする。ついでにいわゆる「断捨離」* 的なアレが捗った(必要な紙類を取捨選択するという点で)

  • お金の節約になる

  • 環境に優しい(多分)

悪かったところは特にないが、注意点といえば、「流出したらまずい情報が書いてある紙をちゃんと処理する」ことくらいだろうか(これは今回のことに限らないが)。
あ、そうだ、「ある程度量があって、後からまとめて読み返したい系メモ」はちゃんとしたノートにまとめよう(ある分野の勉強に対して使いかけのノートを順番に使っていたら、カオスになった。知ってた……)。ある程度長期間保存したいメモも。

振り返ってみると、意外と楽しかっただけでなく、なんだかんだで資格試験にも受かったし少し部屋も片付いたし、実益も兼ねた「ノート買わないチャレンジ」であった。
いい加減ノート買いに行かないとな〜

おわり

脚注
*「断捨離」の語が商標登録されていることは知っていたけど、商標権についてあんまりわかってなかったので調べてみた。本稿の場合、別に商用利用でもないし商用利用につながる要素ゼロだしで何の問題もなさそうだったので、ポッと書いて終わりにする。

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