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自分を信じてくれる人を信じる【comprehend物語⑧ creator&manager 根本すず編】

今回は『自分にとって未知数のことが起きたら、自分のことを信じてくれている人のことを信じてみる』という話です。
自分の身内、妻にバンドを支えてもらってることに合わせて書いていこうと思います。

どうも、『自分を生き抜く』をテーマに歌ってます、comprehend「コンプリヘンド」というバンドのvo/gtネモトナオヤです。


バンド結成〜現在地までを話しております。
(↓前回の話)

【これまでのあらすじ】

幼なじみと組んだ前身バンドが10年活動して止まった。
本気で活動していたバンドが止まり、生きる目標を失っていた自分は今後の生き方をどうしていこうか迷っていた。

夢だったバンドはあきらめようかと悩んでいた時期に祖母が他界。
その出来事が転機に。

当たり前だけど人はいつか死ぬということ
大往生で満足そうに死んでいった祖母のこと
『どういう生き方だったら満足?』という妻の言葉


これらの出来事が引き金となって、
自分のやりたいことをやり切っって死にたい
夢だったデカいステージに立つバンドをやりたい

という決意を固める。

一緒のベクトルで活動できるメンバーを探し、自分を含めvo/gt、ba、drの3人が揃い活動開始。曲を書き溜め、次なる目標はライブ…!
どうやって仕掛けていくか…?

3人編成での活動が決まり、曲も溜まってきた。次なる目標はライブ。どういうライブを仕掛けていくか…?という流れになるのですが、
今回はクリエイター兼マネージャーの根本すずについての話をさせて下さい。

プロの方たちにとっては当たり前だと思いますが、プレイヤー(ステージに立つ人)だけではやはり限界がある。サポートしてくれる人の大切さを話していこうと思います。

まだまだ道半ばのバンドですが、僕らの活動や挑戦が誰かのがんばろうとしてる後押しになれば嬉しいです。


▼頼るつもりはなかった▼

2018年5月にバンドを結成して1、2ヶ月目。妻のすずから『バンドのマネジメントを手伝いたい』という話があがってきます。
今では当たり前に助けてもらっていますが、元々はそこまで考えていませんでした。

すずは絵描き、イラストレーターで前身バンドのときに同じメンバーとして活動。そのときにCDジャケットやグッズのデザインも担当してくれています。


その流れもあり、自分が『バンドをもう一度やる』と決めたときにデザイン面などでのサポートの話はしていました。
なので、マネジメントをやりたいという話をもらった時は
「そこまでやらなくてもいいんじゃないか?負担が増えてしまうのでは?」
と最初はあまり賛成できませんでした。

2ndアルバム『clarifiology』ジャケット
designed by 根本すず


▼マネジメントとは?▼

ここでいうマネージャーはいわゆる組織や会社などでのマネジントを行う人のことを指します。そもそもマネジメントとは?ネットで調べてみました。

マネジメント
「組織が成果を上げるため、リスク管理のもとに目標やミッションの達成を目指すこと。
経営管理や組織運営」

自分自身、恥ずかしながらマネージャーというイメージは学生の部活動での感覚しかありませんでした。
(野球部やサッカー部のマネージャー。選手のユニフォームの洗濯やスコアブックでデータ管理をするなど)

あとは芸能人のマネージャーですね。付き人。スケジュール管理する人。というイメージです。

自分の知識のなさよ…

バンドは言ってしまうと会社や企業のようでもあるなぁと思っています。
特にどこにも所属していない自分たちみたいな場合はベンチャー企業のような感じでしょうか。(ベンチャー企業に所属していたことはないのであくまでイメージです)

自分たちで判断して活動していかなくちゃならない。自由にできる分、バックアップはないし演奏や楽曲制作以外のことも必須。

自分たちのことをどうやって知ってもらうか?
聴いてくれる人にどうやって作品を届けるか?
音源のリリースはどのような手順で行くか?
(その他にもグッズやCDの販売サイトを調べて手続きしたり、ホームページを作ったり、ライブハウスとの出演交渉をしたり、などなどなど…)

それらを自分たちで考えて活動していく。彼女はそれらのことを手伝いたいと言ってくれていました。
そこにプラスして、すずが特に重要視していたのはメンタル面です


 ▼想いを共有するために▼

そもそもなぜイラストレーター、絵描きのすずがマネージャーを?ここには前身バンドが関わってきます。
前身バンドが止まってしまった理由の一つにお互いの価値観を理解できてなかったことがあります。もっと分かりやすく言うと想いの共有です。

メンバーひとりひとりが…
何を大事にしているか?
何を求めているのか?
何のためにこのバンドにいるのか?
何をこのバンドで成したいのか?

こういったようなことを共有できてなかった。これらが欠けていたのだと今ならわかります。
前身バンド活動時はそんなことはまったくわからず、ただただ売れるため、広めるためにはどうしたらいいか?などを考えて活動してました。

想いを共有できてないと微妙なズレに気づかない。
その小さなひび割れが最初は大したことはなくても、時間が経っていくにつれてどうしようもないくらいに大きく割れていきます。
その結果が自分たちの場合はバンドの活動休止という形であらわれました。

こうならないために、想いを共有するために、すずはマネージャーをやりたいと名乗り出てくれたのです。

彼女は前身バンドが止まる少し前からマネジメントを学んでいました。メンバーそれぞれの価値観を分かり合うために。のびのびと活動するために。

絵描きとしてだけでなく心の面のサポートも考えていてくれたのです。


▼裏側を観る▼

繊細さと丁寧さ。これはすずの作品の魅力です。

前身バンドのCDジャケット
designed by 根本すず

この2つは彼女の普段の視点からきてます。
彼女は人や物を観るときに、その裏側の部分

・本人さえ気づいてない感情
・作品の意図
・植物や建築物の構造
・筋肉の動き、などなど

まで観るという観察力・分析力の強さを持ってる。それが繊細さと丁寧さに繋がっているんだと思います。

彼女自身もマネジメントを学び始めてそんなに長くはないのですが、その観察力・分析力の強さが生かされる場面が増えていきます。

いかにプレイヤーがよく映るかをカメラマンと相談
(配信ライブ時)


▼自分にとってわからないことが起きたら▼

想いを共有するために、のびのびと活動するために、前身バンドでやり切れなかったことをすずはやろうとしてくれている。

でも、このとき自分は彼女がやろうとしてることがどれほど重要なことか分かっていませんでした。
メンタル面の話は目には見えないものです。分かりやすく数字とか形に置きかわる物でもない。

今ではメンタル面の重要性には気づけるようになってきましたが、当時は「そこまで大切なものなのか?よく分からない…」と思っていました。

けれど、自分が気づかないものを持ってるすずを信じてみようと考えを変えてみました。

自分が知ってることだけでやってきたからバンドが止まった。同じやり方だと同じ場所で留まる。もっとバンドをより良く進めるために自分になかった行動をしてみるのもいいんじゃないか…?

自分にとっては未知数なことだけど、自分を信じてくれる人のことを信じてみよう。

チームに仲間が増えました。
そして、バンドcomprehendの初ライブを大々的にやろうと計画していきます。

今回はここまで。
暑くなってきましたね。熱中症はこの時期によく起こるらしいのでお気をつけ下さい。
それでは、今日も自分を生きてやりましょう。

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▶︎comprehend(コンプリヘンド)◀︎

『誰かのための人生になってないか?』

『自分を生き抜く』を歌うメロディアスなオルタナティブロックバンド。

激しく繊細。
美しく愚直。
エモーショナルなシューゲイザー、ドリームポップを軸としつつ、グルーヴィー。
あらゆる要素を包括した、ジャンルの枠に囚われることのないcomprehendの音楽を構築する。

comprehend
vo/gt 根本直哉 ba/cho 外山タロウ

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