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新しいオフィスのカタチ / 人が集う場、serendipityが起きる場

先の投稿が下書きになっていたのを発見し公開設定したのだけど、その後ずっと課題をどう解決するか考えてきた結果、渋谷に集う場を用意することにしました。

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現在キュレーションズは、広尾に契約書類や管理部のメンバーが事務作業を行えるスペースを用意しそこで登記していて、同時に福岡のダイアゴナルラン福岡、ヒトカラメディアさんの下北沢オフィスの素敵な一画をお借りしてディスカッションやMTGが自由にできる環境を用意しているのだけど。

そんな場を用意してみてもメンバーは出勤しなくても仕事はできるので基本誰も来ない。

それはこの緊急事態宣言を鑑みれば望ましい状態なわけだけど、僕たち新規事業をゼロから創る仕事をしていると、その環境は質を上げるという意味においては決して理想な状態ではない。

ついこの間まで60件の新規事業創出プロジェクトを行ってきたと思っていたら、もう70件近くになっていて、その一つ一つのプロジェクトのアイデアが120%、いや自分が人生かけてでもやりたい!と思えるほどのプロジェクトに昇華できているだろうか?と自問自答し続けている。
(携わっているメンバーの中にはそう思えてる人がいるのかもしれないけど)

FacebookやTwitterなどのSNSを見ていると、「新規事業におけるアイデアの出し方」とか、「新規事業成功のための〜〜〜」みたいな巷のいろんなウェビナーのタイトルが目に入ってきて、どれも間違ってないし、参考になる話は聞ける。

ただ、僕たちはそういうことを参考にして生み出すのではなく、この8年間で積み上げてきた社会の状態、技術の未来、そして生活者の行動、期待、内的変化を捉えつつ、最新の汎ゆる業界のビジネスモデルや成功事例、失敗事例から得た学びを活かし0→1を立ち上げるというプロセスを基に、新しく参画するメンバーの知見と掛け算をしながら進化させプロジェクトを取り回していて、
どの方法を辿っても、①インプットして、②思考して、③ディスカッションしての3つの要素からアイデアを生み出すので、
(①と②は個人ワークというか個人スキルで、)③のチームでいろんな角度から行われ、気づき、閃きを得られることが最も重要で、このディスカッションの場がZoomではどうしてもやりにくくて仕方がないという理由から、
出勤するのではなく、ディスカッションしに来る新しいオフィスの形を用意してみようと相成りました。


話は逸れるけど、仕事柄「会社を辞めてフリーランスになります」という人から相談を受ける機会があるのだけど、数年、いや数十年かけて積み上げてきた知識や経験は、フリーランスになって2年もすれば枯渇するので、「時間の配分だけは気にしたほうがいいよ」という助言だけして応援するのだけど、忙しくなると情報量と接する情報源の質が圧倒的に下がるのと、
比較的固定化された人同士のコミュニケーションは同質化してしまい、結果視野と視座が狭くなったり、低くなったりするので、インプット、ディスカッションの機会をどう担保するか?が肝になるのは、フリーランスでも会社でもそう大差はないかなと。

以前、シリアルアントレプレナーの守屋さんがメンターをしてくれた時期があって、その時に言われたいくつかのフレーズがずっと残っているのだけど、生み出し、壁にぶち当たり続け、できない理由を突破し、継続することの難しさから逃げずに、それらの障害を取り除くための環境を、今度は僕がメンバーのために用意していくことが、ここ最近の僕のテーマだったりしている。


というわけで、現在、その場はどうあるべきか?ということをヒトカラメディアのインテリアチームの皆さんと相談しながら進めていて、
11月には入居できるよう進めています。

ぜひいろんな人に遊びに来てほしいなと。


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