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きわめて健康コラム vol.226 菌について 1

kin's代表 下川さん

今週は、株式会社KINS(キンズ)代表取締役の下川 穣(しもかわ・ゆたか)さんをお迎えしました。

KINSは、人間の体に住む常在菌をケアして健康な生活を送ろう!ということを勧めている会社。社長の下川さんは昨年11月、幻冬舎から『腸活にも、美肌にも、ダイエットにも! 菌ケアで美しくなる』という本を出しました。

「みなさん腸活って聞くと、なんとなくヨーグルトとかキムチとかですね、なんかいいんでしょ?っていうのはわかってるんですけれども、実はその可能性の本当のところっていうのは、ほぼほぼ僕はわかってないと思っていて。で、この差分がけっこう社会的にもったいないな、というのがあるので、これをぜひみなさんに伝えたいと」


菌は、ニキビ、便秘、抜け毛、不妊、不眠…など、様々な体の不調に関係しているんだそうです。

「(常在菌は)一緒にホントに住んでるという感覚で。数にしてはだいたい1000種類ぐらいで、100兆個から1000兆個みたいな。この数はホントに個人差が大きいので、重要なのは、それぐらい多くの菌に囲まれて我々は生きてるということをもう1回認識しようと」

「例えば、腸の中って、あれだけ乳酸菌とかビフィズス菌とかいう話があるので、それを知らない方ってもういらっしゃらないと思うんですけど、あれ?と。それだけじゃないよね?と。で、それを他のところはどういう役割になってんだっけ?とか、こういう症状がある人はどういうふうな環境というか、(菌の)種類がどれぐらい、何が増えてるのかとか、いろいろ今データが出てるので。それでいくと、あら?ヨーグルトをただただ食べてればいいだけの話ではなくなるなと」

下川さんは常在菌についてこんなこともおっしゃっていました。

「最近だと、いい菌の話、善玉菌がうんぬん…とかが出てきてるので、ちょっとイメージ変わってきてるかなと思いますけど、元々はやっぱりバイ菌という印象が強いと思うんですよね。バイキンマンはなんでバイキンマンって言われるかというと、元々はやっぱり感染症の源が菌だったわけですよ。細菌だったわけですよね。なので、本当に悪い菌たちもいます」

「だけど、ここで重要なのは、いい菌も悪い菌もいて、そのバランスによって、我々の症状だったり、免疫だったり…それから老化もそうなんですけど…で、お腹が痛い痛くない、みたいなのもそうなんですけど…そういう1個1個に実はいい菌も悪い菌も関わってると」

いい菌だけも駄目で、多様性とバランスが重要なんだとか。

「いい菌って言われているものも、異常に増えるとまたバランスが悪くなっちゃうんですよ」「α(アルファ)多様性っていうんですけれど、その多様性が常に保たれてる状態の、いい感じのバランスをキープできるかどうかの方がすごい重要っていう」


毎日の食事や生活習慣を見直し、菌のバランスを整えることで体のあらゆる不調を根本から解消するという菌ケア。下川さんに今日から始められる菌ケアについて尋ねると、まず挙げてくれたのは味噌汁でした。

「(食事には)必ず味噌汁を入れましょうという感じですね」「その具材に対して、ちゃんと菌を育てる具材を入れていきましょうと」「イワシのツミレとか、キノコをいろんな種類たっぷりとか」

「簡単に言うと、発酵食品を取りましょうということですね。味噌がまさに発酵食品なので」「しかも毎日飲めるし、習慣化できるので。で、1杯に換算するとすごく安いので」

また、味噌汁に関して「味噌にはこだわりぬいて欲しい」「味噌はお金のかけどころ」とおっしゃっていた下川さん。ミネラルが豊富な塩が使われている味噌をお勧めしてくれました。


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