コラーゲン架橋について 宮古島のきわめて健康コラム vol.231


人の体を形成している「骨」。加齢と ともに誰でももろくなるが、それが進行 して、ちょっとした力が加わっただけで 折れてしまう。それが「骨粗鬆症」の状 態だ。
山瀬整形外科(神奈川県相模原市)の
長谷川亜弓医師が言う。
「骨粗鬆症の人が転倒して起こる『大腿 骨近位部骨折』(脚の付け根付近の骨 折)の発生数は、欧米では頭打ちです。 対策が功を奏したからです。しかし、日 本では依然として増加傾向にあり、20 18年では年間19万件でしたが、この 先10年は年間30万件になると予想さ れています。だからこそ骨粗鬆症の予防 や治療が重要視されているのです」
怖い話だが、60歳以上で急増する大
腿骨近位部骨折は、約10%が起こした
1年以内に亡くなり、治っても約30%
は介護が必要になるとされる。
骨は生きている組織なので、骨を作る
「骨形成」と骨を壊す「骨吸収」の骨代
謝を繰り返し、絶えず新しい骨と入れ替
わっている。年を取ると骨が弱くなるの
は、骨形成と骨吸収のバランスが崩れる
からだ。特に女性は閉経後に骨量(骨密
度)が急激に低下する。

骨は40代以降になると、加齢ととも
にだんだん弱くなる。新しい骨と古い骨
を入れ替えるために行われている、骨を
作る「骨形成」と骨を壊す「骨吸収」の
骨代謝のバランスが崩れていくからだ。
それを維持するためには、バランスの取
れた食事と運動、規則正しい生活などが
ポイントになる。山瀬整形外科(神奈川
県相模原市)の長谷川亜弓医師が言う。
「骨を強くするには、骨の材料となる 『カルシウム』や『タンパク質』の摂取 はもちろん、カルシウムの吸収を高める 『ビタミンD』、また『亜鉛』や『マグ ネシウム』などのミネラル分も必要で す。それらの栄養素が十分な状態で、運 動や体を動かすことで骨に負荷をかけて 刺激することにより、新しくて強い骨を 作ることができるのです」
偏食の人はサプリメントで栄養素を取
ればいいと思いがちだが、それは間違
い。一般的にサプリメントは食品と一緒
に摂取しないとほとんど吸収されないの
で、できるだけ食品から栄養素を取った方が良い。

最近の研究では、骨の骨密度も大事だが、しなやかさが必要であることがわかりコラーゲンも必須であるつまり架橋がしなやかさを生み出します。

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