甘麦大棗湯（カンバクタイソウトウ）について　宮古島のきわめて健康コラム　

カンバクタイソウトウの効能について

小麦　しょうばく

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ショウバク(小麦)はイネ科コムギの種子を乾燥したものです。
漢方的には安神、清虚熱、止汗、止渇の効能があり、ヒステリーや糖尿病、下痢などに用いられます。

大棗 たいそう

タイソウ（大棗）は、クロウメモドキ科のナツメの果実を乾燥したものです。
漢方的には、健脾、鎮静などの効能があり、食欲不振、下痢、不安感、興奮などに用いられます。

甘草　かんぞう

カンゾウ（甘草）は、マメ科のウラルカンゾウやスペインカンゾウの根などを乾燥したものです。
漢方的には、健胃、鎮痛、鎮痙、去痰などの効能があり、腹痛、下痢、動悸、腫れ物などに用いられています。また、カンゾウは数多くの漢方処方に配合され、他の薬物の効能を高めたり、毒性を緩和する効果があります。

効果　効能
夜泣き　ひきつけ　一般に、悲観、興奮、ヒステリー、不眠、自律神経失調症などの症状を伴う場合　

比較的体力の低下した人で、精神的興奮がはなはだしく、不安、不眠、ひきつけなどある場合に用いる。
全身、局所の筋肉の硬直、攣急(レンキュウ・・・過度に緊張した状態）などを緩和させることを目標に用いる。

合方（がっぽう）・・・複数併せて使うとよい漢方

抑肝散、芍薬甘草湯などをあわせると　てんかん　や　チックの症状を緩和させる効果が期待できる。