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人間であるか否かって、重要なの?(映画『テッド2』)

映画『テッド2』のことを考えていて、ふと思ったことがあるので、今日はそれを書きます。
この映画は、熊のぬいぐるみであるテッドと、その親友(成人男性のジョン)の奇妙で自堕落な日々を描いた作品です。テッドはジョンとともに歳を重ねている設定なので、中身はジョンと同じくらいの成人男性です。

テッドはぬいぐるみですが、人間の言葉を理解しています。

『テッド2』では、「テッドが人間であるか否か」をめぐって裁判がなされます。結論から言えば、テッドは勝訴し、人間としての権利を取り戻します。映画を見ている最中は「あ〜よかった!!」と胸を撫で下ろした私ですが、後になって不思議な気持ちが湧いてきました。

裁判のシーンで、人間とそれ以外の生物の違いが繰り返し主張されることに、何となくですが、違和感を抱いたのです。「テッドが人間であることがそんなに重要なのかな?」と疑問に思いました。

コメディ映画ですから突き詰めるとおかしなことになってしまいそうですが、私の感覚と映画で描かれる倫理観(?)が違っているような気がします。
私の個人的な感覚で言えば、テッドはどこまで行っても「ぬいぐるみ」です。人間ではありません。しかし、テッドの命は人間と同じように大切だと思います。テッドが人間ではないから人間より下等であるとも思いません。

素朴な疑問なんですけど、ぬいぐるみを「人間ではないもの」として扱いますか?私はぬいぐるみを人間のように扱っています。家にあるぬいぐるみを撫でたり、抱っこしたり。とても苦しいことがあった時、ぬいぐるみに話しかけながら涙したこともありますよ(笑)。

なんだか自分でも混乱してきましたが、「人間とそれ以外」が強調されるストーリーに違和感があります。


今日は以上です。
お読みくださり、ありがとうございました。