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#歌詞

哲学

哲学

違う人のこと 認められずに
思う人にすら 伝えられずに

襲いくる魔物たち
逃げ出したい恐怖心
持って生まれたもの
ずっと抱えてくもの

もう そういうことにしといておくれよ
足りない気持ちも
君と僕が重ねてきた想いも
そのすべてを君に差し出す
もう そういうことしかないんだよ
偽る気分じゃ全然ないよ
互い 手と手 繋ぎあって
自由を手探りで探していこう

笑う人のこと 許しきれずに
泣いてる人と

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悲しいニュース

悲しいニュース

暗がりの中 子供が行き去る
宵闇の中 大人が行き交う

何をしようとしても出口はひとつ

これは悲しいニュースだ こんなにも
どうせ悲しいニュースだ
お茶の間は騒ぎ出している
土星初のシンポジウム
各星首脳の握る思惑
「それは悲しいニュースか?」
悲しいニュースだ
悲しいニュースだ

未知たる世界は 微睡[まどろみ]の中へ
開花した空は 喜びの笑み

どこへ行こうとしても入口ばかり

これは悲しい

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素敵じゃないか

素敵じゃないか

特別な心境になった時
君と電話したくなる
君の声が聞きたくなる
それって素敵じゃないか

人生はつらいこともたくさん
それでも前を向かなくっちゃ

格別な状況になった時
君と会話したくなる
君の指に触れたくなる
それって素敵じゃないか

人生はやばいこともたくさん
それこそ上を向かなくっちゃ

特別な心境になった時
君と電話したくなる
君の声が聞きたくなる
それって素敵じゃないか

格別な状況にな

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傷跡

傷跡

ねえ その傷跡を見せてよ
君の痛みを知りたいから
少しでも君の心に近づきたいから

ねえ その傷跡を見せてよ
君の祈りを知りたいから
少しでも君の想いに寄り添いたいから

人を呪わば穴二つ
その片方に僕が入ろう

君の中の触れられない領域
そっと撫でたくても
透けていってしまうんだ
見えないもの 信じたいもの
君の瞳を見て話したい

ねえ その両腕を見せてよ
君の怒りを知りたいから
少しでも君の呪

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真っ黒な心

真っ黒な心

途方に暮れている
夜のしじまに
足掻いても もがいても どうにもならない
ブリキの木こり

何処かへ行こうとして
でも行き方がわからない
不安定なバランスボール
着地もできずに

真っ黒な心 抱えながら
それでも それでも 今日を生きてしまう
世界を踏みつける この性を
塗り潰し 書き換える 術を探している
今日も

何気なく 優しく 声をかけてくれた
君の存在は まるで天使のようで
だけれど 僕

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うれしい夜

うれしい夜

光る希望を探してる
いまも いつも
黒い絶望逸らしてる
いまも いつも

目玉焼きにソースをかけよう
ちょっぴり甘くなるように

月が綺麗だね そう呟いてみる
真夜中の3時頃 もう項垂れてる
会いたいよ 会いたいよ 会いたいよ
いまから会えないかな?
会えないね 電話しよう
出てくれた
すごくうれしいこんな夜

ひとり 理想を求めてる
いまも いつも
灯り 孤独を照らしてる
いまも いつも

録画

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風のなかで

風のなかで

2人並んだ窓辺から差し込む
午後の陽の光を優しく受けながら

空が覗いた君の瞳が輝いた
あの夏も ただただ忘れてしまう日は

風のなかで思い出して
2人だけの秘密のメロディ
歌うように流れてゆく
愛ならここにあるから

人は透明な哀しみを抱える旅人ね
いつでも 笑顔あふれる今日も

雨の日なら木々の恵み
涙なら君への気持ちで
そばになんていれなくても
いつでも想っているよ

「哀しみは涙に溶けてゆ

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君は誰より美しい

君は誰より美しい

ひと気のない海のさざめきと
ふとした瞳の輝きが告げる

「どこにも行かないでいて」
カーラジオから流れる
スローなバラード聴きながら
泣けてしまうね

誰より愛おしい君よ うつむかないで
(ダーリン ダーリン)
抱き寄せてもいいかな
浜辺に響くクラクション
どうして 言葉は陽炎なんだろう
でも もういいや 心配しないで
君は誰より美しい

髪をほどく君のその仕草
幸福よりやけに色づいて

「哀しさ

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ヘドロ

ヘドロ

吐き出してくれ
ぜんぶ
お前の中の臓物を
すべて掬い上げるから

抱きしめてくれ
俺を
お前の中で果てるまで
すべて喰らい尽くすから

お前の醜い面を
搾り取るように愛してやる
形而上学はもはや関係がない
肉欲に塗れて絶えたい

剥き出してくれ
弱み
お前の内の悪癖を
すべて救い上げるから

お前の激しい嘘を
絡めとるように愛してやる
形而下学ももはや価値を持たない
愛欲に悶えて絶えたい

意味不

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新波ねる - Wish

新波ねる - Wish

哀しい言葉で想いを伝えるのはやめて
一人になるのはいつも不安だから
楽しい時間とそうじゃない時間が交互に
僕の心と君とを繋いでる

夕焼け雲が映した二人の未来は
あの日見てた遠くの街の水たまりに浮かんでる

いいことばかりじゃない そんなことわかってる
だけど僕ら願ってるの どこか違う世界を
想いは風に乗って君の街へと続く
夢の続き 雨の便り いつまでも変わらないあの歌を

隣にいたなら全部が見え

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10年後のアイドルソング 2

10年後のアイドルソング 2

葛谷くん @keisukekuzuya と一緒に作っている『10年後のアイドルソング』の歌詞、初稿。

葛谷くん 5

君にもらった いいね!
どれだけうれしいかわかるかな?
壁に飾ったピアス
どれだけかっこいいかわかるかな?

最近は さびしくないよ
宇宙もさびしいんだってわかったから

ねえ いま どこ?
わたし いま どこ?

退屈なピアノ
蹴り飛ばしましょう
野良ネコは歩くよ 歩くよ
最悪

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10年後のアイドルソング

10年後のアイドルソング

葛谷くん @keisukekuzuya と一緒に作っている『10年後のアイドルソング』の歌詞、初稿。

◎葛谷くん 4

無邪気な手拍子
泣きじゃくりの空
粉末の香り

わたし ここに立ってる

放課後 楽しいことだらけ
いつまでもそばにいてね
優しい脈絡
恋だな、これは

やつらの思惑
やみくろとは何?
風俗の甘い

あなた どこに立ってる?

夕焼け やましいことだらけ
どこまでもついてきてね

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