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真夏のトルコ旅行記⑤砂まみれのバギーツアーと壺ケバブ


トルコ旅行3日目後半。やっぱりお昼寝はもったいない・・・。
夕方のアクティビティの時間まで、街から少し外れたところにあった野良奇岩群で遊んだり、猫と戯れるなどして過ごした。

遊べそうな岩をさがす
隙間を通ったり登ったり
馬をながめたり

砂まみれのATVツアー

夕方、夕日をみながらカッパドキアの奇岩を巡るATVツアーへ。

昼間は黒いバギーが密集していた


たくさんの黒いバギーが隙間なく整列している。何の説明もない用紙に、名前とサインを書くよう言われる。たぶん、誓約書。
名前と・・サイン・・・?
どうやらサインは小慣れた字体書いている。せっかくなのでかっこいいサインを捻り出そうと思ったけど、うまくかける自信がないので普通にアルファベッドで書いた。
かっこいいサイン、準備しておこう。

不織布の帽子とヘルメットを手渡される。
ヘルメットの下から不織布が飛び出していてなんとも不格好。似合わないサングラスも相まって余計に可愛くない・・・最低。。

変な帽子とヘルメットでも
外国人はかっこいい


恰好を気にしていたら、
「アクセル!」「ブレーキ!」「ブレーキ!」「ゴー!」とだけ言われて出発。

ガイドを先頭に一列になって走る。
玄人はみんなたち乗りしている。
カッコつけではなく、道が凸凹で飛んだり跳ねたりするから、と後々理解した。


敷地を出たらいきなり公道。ハンドルについている今にも壊れそうなレバーを押して、バイクの要領で走らせる。

すれ違う車やバギーが大きくクラクションを鳴らしたり、突然後方から「フォーーーーー」と高い声をあげて私たちを煽り、ものすごい勢いで追い抜いていく。

私たちのチームはカップルとファミリーの10名、5台だった。比較的若い集団だったせいか、順調にスピードをあげていく。

公道を抜けると、ついに砂岩地帯へ!
なだらかな岩肌のグラデーション、そびえたつ大きな岩山の壁!きのこ岩!いかにもカッパドキアらしい奇岩群に囲まれた砂地を勢いよくすすんでいく。

当然道も舗装されていないため、あちこちに揺さぶられ、普通に横転しそうになる。本当に普通に転がりそうで恐怖。

荒れ狂う砂嵐・・全身砂まみれ。
目、鼻、口・・・顔面のあらゆる穴に入り込んでくる砂、砂、砂!!時には息をとめ、時には目をつぶり、時には顔を背ける・・

不安と楽しさと不快さとが入り混じって
「うあああああ」となるけど、「めっちゃ気持ちいいいいい!!」。
これがハイってやつか!

バギーは思ったより大きくてワイルド
サングラスとマスクは必須あったほうがよい


途中有名な絶景スポットに停車する。「ここが○○だ!10分!」とだけ言われ放たれるのだが、○○がうまく聞き取れず、ほとんどの場所がどこかわからなかった。名所を巡った・・はず。

ここがどこだかわからないし
調べる時間的余裕もない
でも楽しんだ
柔らかい壮(白い部分)が削られて
そのうち上の硬い層だけになる。有名なキノコ岩も同じようにつくられる。


ときどき外国人カップルと写真のとりあいっこをしたがのだが、彼らのポージングのうまさよ、パターンの多さよ・・・!!
後ろを向いて肩を組んでみたり、抱き上げてみたり、おんぶしてみたり・・・
一体いくつバリエーションを抱えているんだ!

こちとらにんまり微笑むか手を広げるくらいしか持ち合わせてない。
負け時とがんばろうとするも、「どうするどうする・・・」とまごまごする私たち・・・
その姿もばっちり収められていた・・・恥。

相談するわたしたち。ポーズがでてこない。

最高にエキサイティングな体験を終え、ツアー会社へもどる。最後に業務用のブロワーみたいな機械で全身の砂を払ってくれるのだが、そっぽ向いてしゃべりながらやっているせいか、相変わらず砂まみれ。サングラスを外すと、眉間と鼻周辺が全力で砂遊びをした子どもばりに茶色く汚れていてた。

夕日に照らされる山々
少しだけ見えたサンセット。
馬で巡るツアーもたのしそう。

カッパドキア名物テスティ・ケバブを食らう

日本でケバブと言えば、あの回転する肉を薄くそぎ落とし、それをサンドしたものを言うこと。しかしトルコにはたくさんのケバブがある。

ケバブとは一体なんぞや。

ケバブとは肉・魚・野菜などを焼いたものを総称して言うらしい。
おなじみの回転する肉はドネル・ケバブ、串刺しの肉はシシ・ケバブ。
タウック・ケバブは鶏肉を焼いたもの、イスケンデル・ケバブはヨーグルトソースで食べるドネルケバブ。
他にもバトゥルジャン・ケバブ、アダナ・ケバブ、ウルファ・ケバブ・・・など色々ある。
ガイドブックではレバーのフライもケバブとされている。

なんだかややこしいんだけど、私たちが食べたのはテスティ・ケバブ
壺の中に具材を入れてオーブンや窯にいれて煮込んだもので、サーブするときにその壺をコンコンとハンマーで割ってお皿にドバーッと出してくれる。これがみたかった。

私たちは牛肉のケバブを注文。カメラによく映るように気を使ってサーブしてくれたお兄さんよ、ありがとう。中身は熱々ののほろほろ。シンプルな味付けだけど柔らかくてとってもおいしかった。

ナイフ見たいのでコンコン叩くと
ジュわっと汁があふれだす
付け合わせはブルグル・ピラウ
(大麦のピラフ)
ピラウ専門店もあるくらい美味しい。


けれどもそれ以上に美味しかったのは、チーズとトマトのオーブン焼きだった。

トルコのチーズはフレッシュでおいしい。日本ではなかなか売っていない。食べかけ。

日本のトマトは皮が薄く甘いものが美味しいとされているが、トルコのトマトは張り裂けそうなくらいにビッグサイズ。
水分が少なく硬い。酸味も甘味も少ない。これだけ聞くとあまり美味しくなさそうなんだけど、これがまたサクサクしてとっても美味しい
硬いトマトにもこんな美味しい食べ方があるのか。日本の野菜は世界一と思っていたけど、調理方法によるんだなと感心した。

メンヘラ系トルコ人

トルコはレビュー命らしく、どこへいっても書いてくれと頼まれる。ホテルのスタッフにから「私の名前をかいてね!」とメモを渡されたりもする。特にATVツアーの会社はすごかった・・・。

ATVを終えるとwhatsAppにツアー会社からメールが入っていた。送信時間をみると、私たちはまだツアー中。

「ドウダッタ?タノシカッタ?レビューオネガイ!」

食事中だったので後で返信しようと思い、この時は返信せずに放置していた。

しばらくしてスマホをみると・・・

「オネガイ」「☆5ツケテ」「ドウシタノ?」「カナシイ」「ナンデ?」

メッセージの嵐・・・
最初こそ30分空いていたが、10分・・5分・・と送信間隔が短くなってくる・・・。

こわっ!!笑
っつこみをいれつつ、あまりにもメッセージが来るのですぐにレビューをかくことにした。

「ATVは最高だけど、とってもしつこかったです!」と正直に書きたい気持ちを抑えて、「商売だものね」とやさしい気持ちで☆5をつけた。
関わってくれたガイドさんたちはとても優しい、というか普通の人たちだった。面白いので絶対やったほうがいい。

ねこうどん一言メモ

○トルコではwhatsupというメッセージアプリ 
が普及している。ツアーやホテルの人とメールや電話でやりとりができ、ツアーの写真の共 
有などもできるので事前にいれておくとよい。

○ATVツアーは本当に怖いけどやった方がよい。気球は最高だけど一度でいい。ATVは何度でも乗りたい。

◯壺ケバブに関して。中身が冷たくてがっかりした、壺開けパフォーマンスがなかった等の噂をきく。店選びは慎重に。

次回は現地ツアーについてかきます。

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