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着払い届いた教科書そのままで 背中が軽い15の春 学生はいつも背中に重いものを背負って…
あと三回 しろくまちゃんを 待ちながら ふらんすぱんの 香りすいこむ 公園で子どもと遊…
そや着地 どっちがいいの ミ、ファの鍵 ライラックのきみ 四本のつめは 音楽が好きな…
混ざる混じる濁点なくてもいいのにな 転校生は空を向く 何度か転校生になったことがある。 …
マフラーの下からのぞく丸襟は 春風はこぶ時間もはこぶ 子どもの頃、お盆やお彼岸に…
音もなく中身をみんな詰め替えて 振り返らない春の旅立ち 数年前、冬休みもあと…
第1話 こんなとき どんな歌なら あうのかな シャダンカンの 開かん 時間 学生時代の話。 バイトしながら音楽を続けている先輩がいた。 その人のことを、皆、バンドの名前で呼んでいた。 バンドの名前は、きれいだけどふつうの名前だった。 同じ名前のバンドがいて、活躍していることは知っていた。 ちょっと有名なほうのバンドの人から、 『名前を使いつづけるのをやめてほしい』と連絡があったそうで。 『でも自分らが先。変えたくない。 変えるくらいならバンド辞める』 って言ってたんだ
くるくるり 回るよダンス 店長と おじさん店に 閉店間際 何年か前、バスから見た景色…
引いたよね?手間賃千円財布から 感謝はしてます名乗らぬ方よ 見知らぬ電話番号だったが…
君が言う アフリカだよねと 給食後 コーヒー豆の 香りくらべ コーヒーを飲める…