折り畳み傘

自分勝手は周りのものもいっさいがっさい消費されていく気がしています。ひとりよがりで良かったことってあんまりない、っていうか、ほぼない。自分の時間軸に人を巻き込んで得られる心地よさってあるんですかね。後味の悪さが変な色に馴染んでいくような気がします。大変なときこそ、じゃないですか。嘆いたら、その分ちゃんと声が渇いていく。変化していく。何をしていなくても変化していくから、何かしなきゃ。そうやっていつの間にかここまできていました。そういえば庭の桑の背が急に伸びました。折り畳み傘で相合傘をしている肩は雨で濡れてもなんだか温かそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?