見出し画像

キャリアコンサルタント実技試験…勉強方法のコツは?


こんにちは!

星よみカウンセラー、国家資格キャリアコンサルタント、元新聞記者・編集者のサイトウユキコです。

西洋占星術を学びながら、キャリアコンサルティング(カウンセリング)と組み合わせた「星よみカウンセリング」をしています。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


キャリアコンサルタントの試験に合格したことで、「どうやって勉強したらいいですか?」「コツはありますか?」と聞かれることが増えました。

そこで今回は私が実際にやった勉強方法【実技編】をまとめてみます。

【学科編】はこちら↓


前提として、私はキャリアコンサルタント養成講座に通っていました。

受験資格1「キャリアコンサルタント試験の受験要件を満たす講習として厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者」を満たすためです。

つまり基本的な勉強は養成講座で行ったという前提で、講座修了後、試験に向けてどうするか?がテーマです。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


JCDAかキャリ協か


▼JCDA(日本キャリア開発協会)


▼キャリ協(キャリアコンサルティング協議会)


実技は、学科と違って「JCDAかキャリ協か」を決めなくてはいけません。

私が通った養成講座では、論述の授業で両方の過去問を解き、それぞれの対策を教えてくれました。

でも養成講座によっては、そもそも学校自体がJCDA系、あるいはキャリ協系で、そのため系列の方を100%受けるという場合もあるそうです。

ちなみに、どちらで受けたかということと、受かった後の所属や活動範囲は全く関係ありません。

単純に試験対策でしかないので、論述の過去問を解いてみて自分が解きやすい方を受けるのが得策です。

ちなみに私はキャリ協で受験しました。JCDAは読む量も書く量も多く、考えている時間がないと思ったからです。

ただし、JCDAの方が難易度や問題のパターンは安定しています。キャリ協は第15回で大幅に設問のパターンが変わり、私が受けた第16回も微調整がありました。JCDAも多少の変化はありましたが、キャリ協ほどではありません。

JCDAで受験した仲間は、JCDAの方が問題のパターンをつかみやすいと言います。

安定性という意味では、面接の際の面接官やクライエント役のレベルもJCDAの方が安定しているらしい。

でも面接は水物なので、論述の得意な方を選ぶのがいいと思います。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


6割で合格…だけど詳細不明


実技は論述50点、面接100点の計150点満点。6割の90点で合格です。

面接は当日の自分自身のコンディションや、天候、会場、交通機関など環境の影響、面接官やクライエント役のタイプや自分との相性など、運に左右される部分が非常に大きいです。

それに比べれば、論述の方がまだ確実性があるので、7〜8割(35〜40点)稼いでおきたいところです。

そうは言っても、論述については過去問の公式解答例もないし、面接も採点基準が一応示されているとはいえ詳細は不明です。

そして、養成講座によっても講師によっても、言うことが違うんです!

参考書やネット上でもさまざまな対策や解答例が示されていますが、これまた内容がマチマチで、見れば見るほど迷います。

もうこれは、どれかを信じるしかないですね……。

私は養成講座での解答例や対策を信じることに決めて、その方針に沿った勉強をしました。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


キャリ協の相談者はふわっとしている


ここからは、私がキャリ協で受験したため、キャリ協の論述問題を念頭に対策を記します。

練習方法としては、とにかく書いてみること。これに尽きます。

文章を書くのが苦手な人は、まず「解答例」を何度も書き写すといいと思います。解答で書くべき内容や表現のパターンが身につきます。

例えば、カウンセラーはあくまでも「支援」する立場であり、解決へ向け「指示」するような表現はよくないとされています。また設問の内容にきちんと対応した解答にするために気をつけるべき言い回しもあります。そういう表現も、解答例を書き写すことで身につきます。

その上で「50分以内に問題文を読み、考え、解答を書き切る」練習をしましょう。

キャリ協は、JCDAより問題文も短く、解答の分量も少ないのですが、それでも50分でギリギリです。考えている時間はあまりありません。事前に数をこなし、多くのパターンを自分の中で経験しておくといいと思います。

キャリ協のクライエントの設定は「ふわっとしている」ことが多いです。自分ではまだ何も考えてないけど、とりあえず相談に来た、みたいな。これじゃ見立ても展開もどうすればいいのかわからないよーって、何度も思いましたし、本番の論述試験でもかなり困惑しました。事前にいろいろシミュレーションしておきましょう。

ちなみにキャリ協では、第16回の論述・面接で「クライエント」「CL」といった表現が使われず、「相談者」で統一されていました。「CC」は第15回から使われていません。ご注意ください。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


設問2と3はセットで考える


具体的なテクニックは養成講座や参考書で学ばれていると思いますが、簡単に触れておきます。

キャリ協は第15回から設問のパターンが変わりました。

設問1:クライエント視点の問題(主訴あるいは来談目的)
設問2:質問の意図性
設問3:キャリコン視点の問題とその根拠
設問4:今後の展開

設問2の意図性が難しいですよね。

考え方としては

〇〇という意図を持ってキャリコンが質問 → クライエントが意図通りに答える → その結果キャリコン視点の問題が明らかになる

というふうに「問題文ではカウンセリングが理想的に進んでいる」という前提で理解しましょう。

つまり設問2と3はセットで考えます。

私はまず、問題文の「下線B」より後の部分から、設問3の「根拠」となる部分を特定し、それに対応するキャリコン視点の問題を考え、それを引き出す意図で質問した……という順に解答を考えていました。

もちろん設問4の具体的な方策も、設問3のキャリコン視点の問題と連動している必要があります。


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


面接は練習あるのみ


最後に面接対策ですが、これは本当に水物なので、どんなに緊張して素の自分になっても大丈夫なくらいに練習を重ねるしかないかな、と思います。

実際に私は、思いのほか緊張していたようで、「気をつけよう」と思っていたことが全くできず、ホント、落ちたかと思いました。

おそらく、かかわり行動がまあまあ身についていたため、それ以上のことはできていなくてもギリギリ合格点をいただけたのではないかと思います。

また、合格したみなさんがよく言うのが「口頭試問で自分ができなかったことを隠さず言えたのが良かったんだと思う」ということです。「カウンセラーの自己一致」ができているかどうかが合格のポイントと感じている人は多いです。

カウンセリングの力は、少しやっていないだけですぐ衰えるので、定期的にロールプレイをした方がいいです!

本番通りに15分プラス口頭試問5分、時間を測って練習しましょう。

合格目指して、頑張ってください!


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


LINE公式アカウントで直接ご相談いただけます。毎週日曜「今週のメッセージ」配信中!


ホロスコープ鑑定とカウンセリングを組み合わせた「星よみカウンセリング」を承っています。


「ホロスコープの読み方」講座始めました。あなたのホロスコープの読み方を1時間で簡単に教えます。お試しにもぴったり。


よろしければサポートお願いします。女性のキャリアを全力で支援します。