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[ネコ解説]#3 禁酒令は河合谷村に学べ

皆さん、こんにちは
幸せノートのネコせんせいです。

[ネコ解説]は韓国の話題を、ぼくなりに解説するページです。
今回は、日本の話題ですが禁酒令について扱ってみました。


大正15年4月1日、石川県の河合谷村において、

老朽化した小学校の改築費45000円を

捻出するために、全村民に対し5年間の

禁酒と禁酒で浮かせた分として毎日5銭以上の

貯金が提唱されたという。

結果的に禁酒は約20年続き、

村内に8軒あった酒屋は自主廃業した。

いくら小学校の改築費を捻出するからといって、

村単位で禁酒令を発令し、村民がそれに同意した

ことに驚きを隠せない。

もっと驚いたのは、その禁酒が20年も続き、

村内の酒屋が自主的に廃業したということだ。

それだけ村民の統制がとりやすい、

社会的背景(戦争など)があったからに違いない。

そんな禁酒令が、令和の時代にも発令された。

社会的背景はコロナ禍である。

6月21日の時点では、禁酒の規制も

多少ゆるやかになったが、いまだ続いている。

飲食店にとって、禁酒令は相当の打撃で、

死活問題になっている。

規制緩和にやっきだが、いまや飲酒自体がはばかれ、

悪者扱いされる風潮だ。

コロナ禍では、飲食店の規制が

やむを得ないと見られている。

日本ばかりでなく、多くの国で似たような

規制を行っている。

ぼくが住んでいる韓国でも

飲食店に対する規制が厳しい。

その影響で多くの店が廃業したという。

ただ、やむを得ない措置とはわかっているが、

もっと入念に検討された政策が出せないものだろうか。

時間制限やお酒を規制する科学的根拠が弱いと、

多くの人が指摘する。

韓国でも、いつ終わるかわからない時間制限で、

飲食店は限界に来ている。

一律の規制しかできないことは、職種に対する理解と、

現場とのコミュニケーションが

十分にとれていない証拠ではないか。

先の河合谷村の例において、

20年もの禁酒が続けられたのは、

村民自らが主体となって、

村作りの観点から考えた結果ではないか。

見えないところに、村民との多くの

コミュニケーションと理解があったはずである。

統治者はこの例を研究してほしい。

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