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音楽ライターになりたい私が音楽を聴けなくなったわけ

今回は、「音楽ライターになりたい私が音楽を聴けなくなったわけ」というタイトルで。

そうなんです。タイトル通り、音楽ライターになりたいくせに音楽が聴けなくなったんです......。

そもそも、音楽ライターとはアルバムや新曲のレビューを書いたり、アーティストにインタビューしたりする職業です。

私は音楽が大好きで、自分がいいと思った音楽を社会に記録したくて、音楽が自分を救ってくれたように今苦しんでいる人にそういう音楽を届けたいと思って志しました。

私は今、大学3年生で社会学を専攻しています。「社会調査」のひとつであるインタビュー(社会学では質的調査)を学んだことから、話を聞いてそれを第三者に伝える役割にも魅力を感じ、音楽と人の話を聞く、そして文字にして伝える。それができるのは音楽ライターだなって思ったんです。

(本当に本当の志した理由は「星野源に会いたい」とかいう不純な動機なんですが)

まぁ、私にとっての星野源さまの存在についても、おいおい書けたらいいなと思います。

話を戻しますと。

音楽が好きで音楽ライターになりたかったんですけど、本当にこの2ヶ月ほど、全く聴けなくなりました。

今まで、部屋の掃除をするときやお風呂に入りながらApple Musicで音楽を流したり、好きなアーティストの曲を繰り返し聴いたり。

Mステ・カウントダウンTV・関ジャムなどの音楽番組も必ず毎週録画して見ていました。

大好きな星野源さんのラジオも毎週聴いていました。

それが全部できなくなりました。

Apple Musicを開こうとしても、なんだか気が乗らなくて。音楽番組の録画は溜まっていく一方で、あんなに大好きだった源さんの声もなんだか避けてしまいたくなりました。

吐いちゃうとかめまいがするとかいう身体的に何か起きるわけではなかったんですが。

例えば、大勢の人の前に立たなきゃいけないときの緊張感みたいな。胸がぎゅーって苦しくて、息もなんか出しづらくて。胃のあたりがムカムカする。なんか嫌、って感じ。

ライターあるまじき、曖昧な表現なんですけども......。

そう、これ。これが私が音楽を聴けなくなった原因なんです。

「音楽ライター目指しているのに」

これが私を苦しめました。

音楽ライターを目指してから、私はライター講座に通いました。そこで課題としてアルバムレビューを書き、受講生の人や講師からご指摘をもらうんですけど。

まぁ、散々でして。

今まで、ジャンルを気にして聴くとか、音楽理論を学ぶこともなく、ただ音楽が好きなだけでした。

でも、やっぱりそれじゃ、ただの「感想」になってしまって、「レビュー」という批評には全くなっていなかったんです。

小説も音楽雑誌も、ろくに読んでこなくて。

なんで、これで音楽ライターを目指したんだっていうくらい恥ずかしい生き方しかしてこなかったんです。

講座はコロナの影響で中止になってしまい、自分は全然書けないんだってことがわかって終わってしまいました。

私はAB型で(急に?)本当に二重人格というか、三重人格の持ち主でして。

A型のときと、B型のときと、AB型のときがあるんです。

B型のときは「悩んでてもしゃーない。次頑張るしかない。悩んでる時間もったいない」っていうくらいあっけらかんとした性格になるんですが。

A型になってしまうと、もう手のつけようがないくらい落ち込むんです。「あっ、もう何もできない。ダメダメ人間だ。生きてる価値ない」くらい落ち込んでしまうんです。

AB型のときは、「空っていつになったら飛べるんだろう」とか頭おかしくなるので置いといて。

自分でもモードをうまくコントロールできなくて。ある日突然、B型になったり、A型になったり。さっきまで落ち込んで泣いてても、なんで泣いてるんだろうぐらいメンタルが復活するときもあるし。

でも、今回「書けない」っていう事実がわかって、A型モードに突入。

それでも、どうにか聴いて書いて、直接プロのライターさんに添削してもらうために送りつけたりしてたんです。

苦しいながらも、そのうちB型になるだろうと思って続けていました。

そんなとき、星野源さんの「うちで踊ろう」がインスタグラムに投稿されました。




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