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実や種になぐさめられる

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このシリーズは、リハビリや運動のために「植物観察の散歩」をお勧めしてるシリーズです。

私は、体がおかしいもので、ちょっと温度変化があると、参ってしまいます。
ニット帽かぶったり冬支度したりしていたのですが、今日は、一転夏日で、
調子が悪くて困ってしまいます。
😅

別な所でも書いたことがあるのですが、実のなる植物になぐさめられたことがあります。

花もいいのですが、花は割合早く散ったり萎んでしまったり。

でも、実は、割合、長く楽しむことができます。

病気がしんどいときに、何しろ、体が痛くて、気が狂いそうでした。

そして、何を見ても頭がガンガンして、かわいい動物の動画ですらダメ。
かわいいはずのものと認識はできるのですが、体が受け付けない感じ。

あと、何かを触っていると少し気が紛れました。
アホみたいですが、布団やカーテンに掌を押し付けてこすると、意識が、掌に行くので少しだけ、爆発しそうな痛みの意識を、そっちに逸らせられる。

しんどい話ばかりで、申し訳ないのですが、
目を閉じると、体の痛みに意識が行ってしまって、耐えられなくなるし、
目から入った情報も、たとえがアレですが、酒を飲めない人が、ストレートで一気に飲んじゃっているような、そういう辛さがありました。

当時は、痛みとこわばりと冷えが酷くて、わけがわからなかったのですが、
私が抱えた病気のもう一つの側面。
私の勝手な推測ですが、

人間は外から入ってくる感覚情報によって、
脳? 心? が、パンクしないように、見たもの聞いたもの、触ったものなどの感覚情報を整理したり減らしたり、絶妙な調整をしているのですが、痛みと緊張が悪循環して、それが、壮絶にダメになっていたのだと思います。

そうすると、こういう不思議なことが起きるのでしょうね……

(リハビリのために、必死こいて、いろんな病気や障害の本、闘病記を読んだのですが、ある種の発達障害や脳にダメージを受ける病気の人たちも、これ、感覚の調整や統合がうまくいかなくなるのではないかと思います)

まあ、そんなやっかいな状況のときでも、不思議と植物は、ほかのものを見るよりは、マシだったのです。
理由はよくわかりません。それだけ、植物の方がDNAに刻まれているような馴染みがあるのでしょうか。

リハビリの散歩を続けて、なんとか、自転車に乗ったり、ものを持ったりすることができるようになったとき、近所の園芸屋さんに行って、マンリョウという鉢植えの植物を買ってきました。
そして、マンリョウの実を見たり触ったりしながら痛みに耐えていました。


マンリョウの実



花は、そんなに触ったら散ってしまいますが、実なら触っても大丈夫なものもあります。
それと、花よりも実の方が管理が楽。
それと、マンリョウの実は赤くて、一本の木にたくさん実るので、生命力を感じて凄く元気をもらいました。

私は、のちに物語も作るようになったのですが、そのときの体験をもとに、最初に作った話が、「植物に聞いてみた ~マンリョウ」という作品でした。
植物を擬人化して、話せたら、どんなことを言うだろうと考えて、植物に励ましてもらう話を書き始めたのです。

それで、声の演劇を趣味にされている方とも繋がり、出演していただいて、音声作品を作るようになりました。

植物は、朗読や声の演劇関係の人に、私を繋いでくれた恩人でもあります。

植物に聞いてみたシリーズの台本
音声作品へのリンク

おまけクイズ

コツコツ実や種を集めた写真があります(不鮮明な写真で申し訳ないです)。
時期は秋ごろ。
気が向かれましたら。
(自生していたものばかりでなく、栽培されていたものが脱走したっぽいのもあります)

木の実のクイズ

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