広告企画室ネコノテ 矢野裕子

広告企画室ネコノテ代表/愛媛県在住コピーライター、CMプランナー。たまにプロバスケット…

広告企画室ネコノテ 矢野裕子

広告企画室ネコノテ代表/愛媛県在住コピーライター、CMプランナー。たまにプロバスケットボールチームのカメラ担当。広告会社勤務を経てフリーランス17年目。ごごしま音楽プール実行委員長。港から船で10分の距離にある離島・興居島に事務所を移転し、しま通勤中。

マガジン

  • つれづれな毎日

    たわいもない日々のつぶやきのような。特に役にも立たないけど、人生にはそういうものが大事だって知ってる。

  • 地方在住広告コピーライターのアレ。

    地方の広告業界ってどうなの?コピーライターってやっていけるの?という声に応えまして、あくまで私の周辺事情をこっそりお伝えするマガジンです。Uターンや移住を考えるクリエイターの皆さんの参考になれば・・・なるんかな・・・。(ネタバレとか、これはちょっとアレかな〜って内容の含まれるものには有料にしてます。)

  • 離島通勤日記

    通勤時間は船10分。瀬戸内海の離島へ事務所を引っ越したコピーライターの日常をチマチマと。

最近の記事

  • 固定された記事

【島日記:0】疲れたら、愛媛。そして離島。

はじめまして。 瀬戸内の海に囲まれた愛媛県で、広告コピーライターをやっています。 愛媛県の広告会社で働いたのちフリーランスになりはや14年目。 気がついたら結構長い間この仕事をしています。びっくり。 出身は愛媛県今治市で 小さな頃から島が身近にあり 船で渡ることはあまり特別なことではない暮らしをしていました。 ひょんなことから、仕事で出会った仲間と一緒に 「ごごしま音楽プール」という小さな音楽フェスを初めて 今年で5年になります。 2019年4月に、現在の事務所となる島

    • 写真とわたし

      はじめてカメラを買ったのはいつの頃だったかな。 ちゃんとカメラらしいカメラを触ったのは、たしか高校の時。 写真部の友達と一緒に、見よう見まねで高校総体のハンドボールを撮ったのが世に出した最初だった、たぶん。 フィルム時代。現像もしてもらったモノクロの写真。 ナナメになってたけど、「勢いがあっていいよね」って飾ってもらったのを覚えている。 露出もシャッタースピードも適当で、全然へたくそな一枚だったけど、他の写真とはあきらかに違う一枚。 「これは君にしか撮れない写真だから。」

      • 新年、新じぶんへ。

        2024年、あけましておめでとうございます。 ・・・というのもなんだか変な気分ですね。 今年、元日から続く地震や事故などにより 三が日全部がおいおいどうなってんだいと思うことばかり・・・ 報道を見ているとひっぱられてしまう性格なので なるべく心穏やかに、自分にできることをと思うのですが。 (ふるさと納税で直接寄付したよ〜〜)☟ 実は去年末から、新年を迎えたらnoteを再開するぞ! と考えていたのですが あまりにショッキングなことが続くので、気づけば3日に・・・ 相変わらず

        • 2023年、人という字を考える。

          2023年。はじまりましたね。みなさまお元気でしょうか。 今年は仕事の年賀状を出さない新年となってしまいました。 みなさん今年もよろしくお願いいたします。 ・・・なんて書き出しを用意して、気づけば8月になっていました。 ほんと、あっというまに時間はすぎますね。 私にとっての2022年はなかなかアップダウンの激しい一年でした。 とても幸せな日々があったことも確かで、でもそれと同じくらい 長年、友達だと思っていた人との決別だったり 奈落の底に落ちるような、まあまあハードなこと

        • 固定された記事

        【島日記:0】疲れたら、愛媛。そして離島。

        マガジン

        • つれづれな毎日
          5本
        • 地方在住広告コピーライターのアレ。
          5本
        • 離島通勤日記
          15本

        記事

          ポートレートをプロカメラマンに撮ってもらったら気分がブチあがるから是非すすめたい。

          おはようございます。 島での時間をメインにお伝えするためのnoteだ!と 勝手に自分で制限をかけてしまっていて なかなか更新ができておらず。 今後はもっと気楽な感じですすめていこうかな、 と思っています。 よろしかったらおつきあいをば。 さて。 43歳フリーランス、自分の写真がない問題。 最近、取材をうけることが重なりまして (そんな大袈裟なものでもないのですが) プロフィール写真ありませんか? と言われることが増えました。 正直自分の顔が好きではないので 証明写真く

          ポートレートをプロカメラマンに撮ってもらったら気分がブチあがるから是非すすめたい。

          [ごごプー特別編2] 配信ライブとは

          配信ライブとは、インターネット上のプラットフォームを利用して 有料にて音楽を配信するライブのことをいいます。 プラットフォームといえば、まあ、YouTubeやインスタライブとか いろいろあるのですが、 音楽配信となると、音の問題や繋がりやすさ、収益など いろいろな点でそれぞれ特徴が違うので、 諸々鑑みて選ぶことになりました。 (今回、ZAIKOというプラットフォームを使っての配信ですが こちらは音楽配信の音の良さで選んだものと聞いています。) きちんとヘッドホンやスピーカー

          [ごごプー特別編2] 配信ライブとは

          [ごごプー特別編1] 23日火曜祝日は!!

          私がごごしまで事務所を構えるきっかけになったのは、 音楽フェス「ごごしま音楽プール」でした。 愛媛県松山市の港から10分で着く島の、 廃校になった小学校のプールを舞台に 音楽フェスをしようと仲間と決めてから、 もう6年が経ちます。 去年は5周年記念で何かオモシロイことを、 と考えていた矢先、コロナ禍に見舞われやむなく中止に。 来年こそはと思いながら迎えた2021年、 今でこそ少し落ち着いてはきましたが、 いつどうなるかわからない状況が続きました。 悩みに悩んで、でも この続

          [ごごプー特別編1] 23日火曜祝日は!!

          人生の半分。

          広告の世界に入って、今年で20年になる。 新卒で広告会社の営業部に配属となり、その後コピーライターという肩書(まあ資格があるわけではないので、自称ですが)をつけて、これまでずっと広告の仕事のそばで過ごしてきた。自分とは違う会社や、モノ、ブランド、サービスがいかに人に受け入れ愛されてもらえるかを考える毎日は、毎回ジャンルの違うことに向き合い続けることでもあり、自然と理解の幅は広がっていったように思う。どんなジャンルの仕事でも、どんな大きな企業の仕事でも、結局のところ行き着く答

          ひさしぶりのこと

          最後に出張らしい出張をしたのはたしか2020年の3月だったと思う。福岡空港の待合で、愛媛県でついにコロナ発症例が出たというスマホの速報を呆然と眺めたのを覚えている。これからどうなるんでしょうね、と話してから、一緒にいたプロデューサーは東京の自宅にほぼ帰ることができなくなり、これはいいのできたねと喜び合ったローンチ予定の動画は、1年半以上たった今も、いまだに公開の目処が立っていない。 大阪に来るのも本当に久々で、先月新潟に向かうためのトランジットで伊丹泊になったが、店を回るこ

          届かない言葉はどこへ

          このところ、思わずぼろりとこぼれてしまいそうな言葉を両手で受け止めるような日が続いている。それは愚痴だったり、泣き言だったり、久しぶりの感情でどう説明をつけていいのかわからない気持ちだったり、とにかくたくさんのことを吐き出しそうになっては、ぐむむとまた押し戻して、やり過ごしている。 最近、とても仲の良い友人ができた。まだ出会って(前からまあ知ってはいた人ではあるが)そんなに経っていないのだけど、やることなすこと共感できるので、とにかく会話が楽しい。時に(いや、しょっちゅう)

          [島日記:15]島の象徴、小冨士山へご挨拶。

          ご無沙汰してしまいました。 愛媛県内、covid-19でてんてこまいです。 ここのところすっかり島通勤もままなりません。 まあ私の場合は観光ではないし、島に来ても船と事務所にしている家との往復だけ、滞在する場所もあるのでまだ良いのですが、観光で来られる場合はちょっと今厳しいかもしれません。 島のカフェもお休み中のため、お昼ご飯は島のスーパーで買うくらい。景色は綺麗ですが、心からのんびり観光できるのはしばらく先になりそうです。 毎年4月に行われる島に残る伝統的な行事 島四国

          [島日記:15]島の象徴、小冨士山へご挨拶。

          YouTuberが破った常識の壁の穴を覗いたら、鮨職人と海原雄山を思い出した話。

          いまでは思い立ったら誰でもYouTuberになれる。チャンネル登録数も企業アカウントの比でないほど持っている学生もいたりするし、YouTubeで流したことで世界ブレイクすることだってある。目の前のことが面白ければすぐ撮影すればいいし、アプリも豊富に揃っているので、スマホ一つで気の向くまま編集ができる。スマホはもう電話をするためのものではない。確実にYouTubeというプラットフォームが、映像制作の常識の壁を壊してくれた感じがある。 noteもそうだ。今まではライターや作家と

          YouTuberが破った常識の壁の穴を覗いたら、鮨職人と海原雄山を思い出した話。

          地方コピーライター、お金の話。

          仕事では地元だけでなく、 ありがたいことに東京、大阪、福岡などからも ご依頼をいただくことがある。 最近はすっかりリモートワークも定着してきて ZOOMなどのweb会議も当たり前になった。 クリエイティブディレクターは東京、 ブレーンは福岡、大阪、愛媛、というメンバーでも 仕事はしっかりできてしまうのだ。ありがたや。 ちょっと変わったの入れてみるか〜というので お声をかけていただけるのはありがたい。 普段お会いすることのない人や、テーマも様々。 自分の経験値も上がるので

          有料
          100

          地方コピーライター、お金の話。

          フリーランスの悩みは、孤独が9割。

          フリーランスになって、 しかも地方にいて困るのは、この孤独。 仕事をしていて、相談できないというのは結構きつい。 会社にいれば、自販機の前やふとした隙間時間で ヒントをくれそうな人に、相談もできよう。 都会だと、人数も多いので、似たような境遇の人と 話をすることもできるだろう。 フリーランスになると、自分が考えていることが正しいのか、 このコピーは機能するのか、 こんな表現過去にあっただろうか、など相談ができない。 地方だとなおさら、同じような立場の人が、ほぼいない。

          フリーランスの悩みは、孤独が9割。

          地方でコピーライターって、何すんの?

          一応(グループ会社とはいえ)大手広告会社の クリエーティブ局に所属していたこともあり、 そしてわたしは営業時代、CR時代含め、 上司という上司に恵まれて育ったので、 世の中の広告制作にどんな人が携わり、 どんな風に作られるのが最適なのか、は ある程度、見てきたつもりである。 大手の広告会社や制作会社ほど分業がキッチリしていて、 案件ごとにクリエイティブディレクター、デザイナー、 プランナー、コピーライターなどが ずらりとアサインされて、仕事が進む。 関わる人数も、もちろんコ

          地方でコピーライターって、何すんの?

          地方在住、広告コピーライターの悩み。

          私の仕事はコピーライターである。しかも地方の。 よく間違われるのだけど、ライターではない。 もちろん、地元の雑誌で ライターとして記事を書いたりすることはある (一応巻末クレジットにも載ることもある)。 けれど、基本的には広告案件がメインなので、 スローガンやキャッチコピー、新聞広告や テレビCMからネーミングまで、 企業がなにを言おうとしているのかを イタコのように察し、世の中に出すのが仕事だ。 それも、誰にでも読みやすく、そこそこ世論とか 状況を反映しつつ、短いキャッ

          地方在住、広告コピーライターの悩み。