設営が文化祭/キャラ選手権最終結果発表
何かやると決めたとき、決行日までにわりと準備するタイプです。そうでないと落ち着かない。
イベントに参加したり、主催したりするのが好きな友人(イラストレーター)がいて、年中何かしらの行事に関わっているのですが、彼女はいつも開催日直前までほとんど何もしない。告知だけして、そのあとぎりぎりまで準備を放置してます。
「やばい。なんも手つけてないわー」なんてLINEには、ぐっちゃぐちゃに散らかった展示品まみれの部屋の写真が添付されており、
(え・・・イベント、明日じゃなかった・・・!?)と毎回私が震えるはめに。
彼女はいわゆる「お尻に火がつかないと動けない」タイプの人で、開催スタートまで残り12時間になったあたりから猛チャージで一気に仕上げるんです。イラストの締め切りも各種イベントも、全部この方法で乗り切っている。
彼女いわく、早い段階から準備を始めても全然気が乗らないそうで、タイムリミットが迫った中での極限状態から奇跡のような作品を生んでいるようです(実際、彼女がプロデュースする空間は、いつも大変美しく見事に整っていて、しかも魅力的)。
そんな魔法みたいなセンスも度胸も持ちあわせない私は、決行日までに毎日ちまちま地味な準備を重ねながら、数時間で作った成果物をちょっとずつ目の前に並べていき、(大丈夫。これだけやってるんだから大丈夫。間に合うし、怖くない)と自分に言い聞かせています。
「設営」がね、もうほんと、どーしていいのかわからなくてね。
過去のコミティアに参加された方の設営写真を100枚以上眺め尽くして、わかったことがひとつあります。
世界観の演出。
その人の創作漫画の雰囲気がわかりやすく表現されている設営は目を引くし、同人誌の中身も想像できる。たとえば、ダークファンタジー漫画の場合、設営空間は黒と赤と四角で構成されていたり、萌えキュン美少女漫画の人は、ピンクとお花とハートで飾られていたり。
ならば私が今回頒布する同人誌、「美坊主ヒトヤス」と「耽美漫画集」は、いったいどのような世界観を打ち出していけばいいのか。考えたわけですよ。考えて、考えた結果、どちらの漫画のタイトルにもついている、
「美」
をテーマにしようと決心したのです。
美しき設営。2冊の同人誌に宿る"美"に注目してもらえる演出。
あれこれ用意、自作して、家のダイニングテーブルに展開してみたのがこちらです。
もうね。中学校の文化祭で漫画研究会が出すようなブースですね。いや、彼らのほうがきっともっとハイスペックなのに違いない。
猫が乱入してきたのをいいことに、カメラ目線をちゃっかりゲットして、その写真をここに載せているあたり、自信のなさがありありとうかがえます。
私の友人はラスト12時間で、会場中の注目を浴びるような設営ができるんですよ。
そのセンスをオラにもちょいと分けとくれ・・・!
これ以上はどうがんばっても、私が理想とする"美"に近づけないとわかり、失意の涙に暮れました。
こうなったらヤケだ。とことんふざけてやる。
【もしもシリーズ01】
もしも店番がヒトヤスだったら。
【もしもシリーズ02】
もしも店番がアームだったら。
【もしもシリーズ03】
もしも店番がアキコだったら。
【もしもシリーズ04】
もしも店番がしらたまだったら。
アキコとしらたまの同人誌を頒布したほうが、気が楽だったかもしれない。
いよいよ次の日曜に迫った「関西コミティア68」。当日、私がトイレやなんかで不在時の店番を買ってでてくれているわたなべますみさんが、先日Xのspaceで私の不安な気持ちを60分も受け止めてくれました。ますみはん、おおきに。
聞きに来てくれたり、コメントくれたりしたみなさんにもお礼を言いたい。
ありがとうございます!
コミティア行くよ、応援してるよ、通販待ってるよ、という声が私を奮い立たせています。本当にありがとう!
次回もし参加することがあったら、アキコとしらたまで勝負します!
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