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耽美漫画家の猫野サラです

以前の猫耳からアイコンが劇的に変わったので、プロフィールを刷新します。

自分はノンバイナリーかもしれないと気づいたことがきっかけで、「ビューティフル・レインボー」というマガジンを作りました。ノンバイナリーとは、自分の性別を男女どちらにも決めたくない人を指して言います。私の場合、女に生まれたけど女らしく振る舞いたくない(メイクやジュエリー、フリルのついた服などに興味がない)。かと言って男らしくありたいわけでもないという状態で、性のカテゴリーをどちらか一方に断定できません。

この個性を自覚し受け入れたとき、猫耳アイコンのおかっぱをショートヘアにしました。それで一旦はすっきりしたのだけど、自分の中の少年性のようなものと好意的に向き合う時間が長くなるにつれて、猫耳アイコンがなんだか偽りの仮面みたいに思えてきた。

それと並行して、別の感情が湧き上がっていました。「もう一度耽美漫画が描きたい」。もう一度、というのは、二年前に少し描いていたからです。

当時は太宰風に言うとおっかなびっくりのしどろもどろで、「普段は4コマやエッセイマンガがメインだけど、たまにこういうテイストのものも描いちゃったりなんかして。いや読まなくていいです自己満。えへへ」と言い訳し、冷や汗をかきながら公開していたのですが、寧ろいま私はこんな漫画が描きたい、これをメインに描いていきたいと思うようになったのです。

私の思い描く少年を、漫画の中で表現したい。その美を存分に描きたい。世間のニーズや共感とはまったく離れたところで、自分の頭の中にある物語をかき集め、一つの作品として創り上げたい。

耽美漫画を創作しよう。そして公開しよう。そう心に決めて、アイコンを変えました。少年でもあり少女でもあり、男であり女でもある。永遠性を秘めた、私が夢に見る理想の姿です。

マイページのカバーには、いま描いている漫画の登場人物を据えました。

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私は漫画だけでなく文学も好きなので、ト書きやセリフにはその要素も取り入れます。自分にとって最上級に美しい世界を遠慮なく心ゆくまで極め、堂々と発表しようと思っています。耽美漫画家、猫野サラの作品として。

マガジンも作りました。私の漫画やイラストは今後、この中に収納されます。

漫画や絵は美的シリアス路線になりますが、新しいアイコンの中身はこれまでと同じ関西弁の呑兵衛で変わりありません。用水路には今後も気をつけたい。ふざけたエッセイなども気が向いたら書くと思います。これからもどうぞ気軽に絡んでくださいね。

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