ねこを飼いたい人へ捧ぐ、猫マウント日記。
猫飼いの皆さん、冬がやってきましたね。
かもめ家のお猫様は、せっせせっせと、
ふわふわ毛布をふみふみしています。
ふみ、ふみ、ふみ。
〈※注釈〉
最近、noteばっかりやってるので、猫たちが
「人間のくせに猫と遊ばないなんて、生意気だぞー!」
「そうだ、そうだー!猫の下僕のくせにー!」
と仰るので、贖罪の気持ちを込めて記します。
あ、すいません。言うの忘れてました。
(今から猫マウントくるぞ…!)
我が家は、猫が2匹います。
(夢の多頭飼いかー!)
【実録!はじめてねこが来た日】
我が家のねこさんたちは、保護猫です。
我が家へお猫様を迎え入れる日の朝。
“実家”(保護猫施設のこと)にとっては、
かわいい我が子が嫁ぐ日です。
猫シャンプーにブラッシング、爪切りと、
おめかしフルコースをしてくださいます。
しかし我が猫は、野良猫生活が長かったので、
人間に捕まえられるのを嫌がり、一目散に逃げました。
今まで、お外で、人間からたくさん嫌な目に遭わされたからでしょう。
里親になる朝。(猫の)実家から電話が。
「かくかく、しかじか。それで、猫は身の危険を感じると、防衛本能で、クサい臭いをおしりから出して逃げるんです。」
外敵から身を守る為、おしりから強烈な臭いをスプレーし、その場から逃げる。
追っ手は、臭いの元をまず探すので、クンクン嗅いで足止めされている間に、猫は遠くに逃げることができるそうです。
「それで………、『今からちょっとクサい子がおうちに行きますよ』という連絡なんですが。」
電話口で、人間たちは爆笑した。
猫はいいなぁ。
わたしもその機能ほしい。
嫌なことがあると、くさい匂いを放つ機能。
笑顔で「はい、はい、そうなんですよぉ」なんて相槌を打ちながらも、うっすら臭う人が居たら、
「ああ、今、嫌な気分なんだな」と分かる。
分かるので、そっと立ち去る。
人間関係が上手くいきそうだ。
翌日、友人にこの話をしたら、
「やだよー!だって、かもめちゃんと話してたら、うっすら臭ってくるんでしょー?」
「『あ、かもめちゃん、本当は嫌な気分なんだな』なんて知りたくないよー!」
と言われた。
人間界は難しいなぁ。
(わたしはまだ機能を諦めていない。)
うちの猫は、“実家” に来る前は、
“おばあちゃん” の家にいた。
「保護」という名のもとに、
人間の孤独を紛らわすために、
たくさんの野良猫を連れ帰ってしまう、
多頭飼育崩壊のおうちだった。
おばあちゃんは、雄でも雌でも、
「紅(べに)」と名付けていた。
うちの仔の最初の猫ワクチン接種証明書にも
「紅ちゃん」と書いてある。
猫を捨てた人の孤独。
おばあちゃんの孤独。
頭の中がぐるぐるした。
紅ちゃんは夜鳴きが凄かったらしい。
おばあちゃんのうちは、猫のケージがいつも足りなかった。
うるさくて眠れないので、紅は、浴室のバスタブに閉じ込められていたらしい。
「いつもひとりだったから、他の猫への接し方が分からないかもしれません。」
“実家” のおねえさんが教えてくれた。
そして紅ちゃんに、新しい名前をつけてくれた。
その名前をとても気に入った私は、
我が家でも同じ名前で暮らしてもらうことにした。
いや、うちの子は本当に良い子なんですよ!
優しくて性格が良くて可愛くて、この世の全てが詰まってるんですよ!
ぜんぜんうるさくないしね!
信じられないくらい鳴き声が可愛いんですよ!
猫は人間でいうと5歳児くらいの知能、なんて言う人もいますけど、
うちの子は14歳くらいの知能ですね!!
教えてないだけで、iPhoneとか余裕で使いこなせると思いますけどね!
それで起業とか出来そうな感じしますけどね!
そういうことを毎日考えています。
これから寒くなる季節。
猫さんたちに、あたたかいお家が見つかりますように。
🏠🐈🐈🏠
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